経営情報

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 Jリーグが昨年度の各クラブの経営情報を開示しました。
 (リンク) ※PDFファイルです。

 なかなか興味深い内容になっています。

 まず驚いたのは、神戸。
 営業利益が12億円の赤字。当期未処分利益が23億の赤字。純資産もマイナス22億円となっており、楽天グループの支援がなければとてもじゃないけど存在していられない状態です。
 三木谷氏もよく見放さないなあと、変な意味で感心してしまいました。

 逆に上の方を見ると浦和の58億や、Fマリノスの48億は別格としても、30億台のチームが8チーム。
 20億台は5チーム、10億台は川崎、福岡、大分の3チームだけです。

 J1はほとんどのクラブは経営的には順調で着々と強化され、いまや20億以上は当たり前です。
 そこに営業収入が6億ちょっとしかなかった甲府が飛び込んでいったのですから、すごいことです。

 甲府には、やりようによっては低予算でもJ1に残留できるところを見せて欲しいものです。

  * * * *

 それにしても、発表されたこれらの数字を見ると改めて札幌や他のJ2チームのおかれている状況の厳しさを感じてしまいます。
 特に少ない収入、抱えている膨大な未処分利益、J1昇格を狙わなければならない運営規模など、札幌、仙台、福岡の3チームはそっくりという気がします。

 福岡は、札幌より数年早く若手育成型に切り替え、J1に昇格しましたが今年は厳しそうです。
 また、仙台は、経営の状態は札幌と似たり寄ったりなのに今年はギャンブルにでました。
 外国人3人と監督にどれほどの資金を投入したかしりませんが、このギャンブルに失敗したら、いよいよ経営も傾きそうです。

 札幌も人ごとではありません。

 3年前に柳下さんを迎えた札幌のチーム力は現場レベルでちゃくちゃくと強化されていると思いますが、経営状態の方はいっこうに改善されません。

 若手育成路線に切り替えチーム力を底上げし、J1に昇格しても予算規模の差はいかんともしがたいものがあります。現状では昇格してもJ1に残留するのは厳しいでしょうね。

 だから札幌のサッカーの形を追求していかなければ成りませんし、クラブとして収入を増やす方策も常に考えていかねばなりません。

 Jリーグは、お金を払えば選手を強奪できる仕組みになっています。
 札幌は予算規模的にはある程度の選手の流出は覚悟せざるを得ません。
 だから育成した選手が流出したときに、その穴を埋める次の若手選手を育成できていることが、札幌の生命線であることが改めて理解できました。

 札幌のそういう状態はしばらく続かざるを得ないのですね、きっと。

 札幌が経営の立て直しに成功し、J1の平均程度の営業収入を見込める状態になり、育てた若手の流出を最小限に抑えられるような日が1日も早く来ることを願わずにはいられません。

 いろいろ考えさせられたJリーグの発表でした。



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