飛行機の機内で携帯電話を利用できるようにするシステムが開発されつつあり、ヨーロッパでは年内にも実用になるようです。
マイコミジャーナルの記事
記事によると、機内にピコセルと呼ばれる小型基地局を設置し、そのピコセルが衛星とデータのやりとりをするというシステムらしい。
国内でもスターフライヤー社がこのシステムを導入するという話が報道され始めています。
(このへんとか)
ここで疑問になるのは、たとえば記事中のこういう表現。
しかし欧州では、エアバス社などの出資で05年に設立されたスイスのオンエア社が、航空機内に小型の基地局を設けて携帯電話からの電波を集約することにより、計器類に支障を出さないシステムの開発に成功。
これって明らかに嘘ですよね。
ブラックホールが存在しているならともかく、電波を集約なんか出来るわけがない。
おそらくは、ピコセルが基地局として振る舞うことで、機内の非通話状態の携帯電話が収容されるべき基地局を探すために電波を発信することを抑制すると言う意味だと思う。
したがって、このシステムでは航空機の計器に与える影響をなくすことはできない。
となると、今まで言っていた携帯の電波が計器を狂わせるという話は本当なの?ってことになります。
そもそも携帯電話って通話やパケット通信をしていないときにも断続的に電波を出しています。
だから本当に携帯の電波が計器に影響があるのであれば、機内に持ち込まれる携帯電話の電源を100%切らなければならないわけですが、現在の呼びかけによる方法はいまいち不徹底な気がしませんか?
そもそも、航空無線誘導(VOR)や計器着陸システム(ILS)の電波割り当てって、108MHzから117.975MHzまでです。
それに対して携帯電話は810MHzから958MHzです。
周波数帯域が全く違う。
ここまで周波数帯域が違う電波が干渉するなんてあり得ないと思うのですが。
ヨーロッパの飛行機やスターフライヤーの飛行機は、携帯の電波に干渉されないような管制システムを導入するのでしょうか。
それがないのであれば、いままでの携帯の電波が計器を狂わせるという話は嘘と言うことになりそうです。
ただ、個人的に言わせてもらえれば、新しいシステムが導入されて世の中が便利になるのはいいのですが、せめて飛行機に乗っている時くらいは、通話はしないでメールやパケットのみにして欲しい気がします。
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