クラブを信じている。
石崎監督を信じている。全てのスタッフを信じている。
矢萩社長の意志を信じているし、強化部の三上さんの野望を信じている。
赤黒の縦縞を着て、ピッチの上で戦えない僕の代わりに、ピッチの上で戦ってくれる全ての選手を信じている。
勝ちたいという、強くなりたいという気持ちを信じている。
僕は、その選手たちのために全力で応援する。
クラブの選択を信じている。
もし、疑問があるときには、直接会って聞いてみたい。そして、納得して同じ方を向いて歩んでいきたい。
それがサポーターというものだと思う。
ネット上の安全なところから、サッカーの専門家でもない者が評論家ぶって痴れ言を言っている。
何のために?
そのような者は、少なくてもサポーターでないことだけは間違いない。
僕はそう確信している。
「1.Consadole Sapporo」カテゴリーアーカイブ
やはり、キングは偉大だった
三浦知良選手は、僕がもっともリスペクトするサッカー選手の一人である。
この選手の偉大さについては、前にも一度書いた。
そのカズが昨日の試合中、PKを蹴り直す直前の曽田に何かを言っていたのを見た。
何を言っていたか・・・?
その瞬間は気になったものの曽田がPKを決め、そして試合後にはいろいろな気持ちが高ぶってしまい、そのことをすっかり忘れてしまっていた。
けれども、今日の本日のスポーツ紙にはその答えがちゃんと書いてあった。
なんとカズは・・・・
「大丈夫だから、おまえ、ちゃんと決めろ。」
というようなことを言ったとのこと。
カズは知っていたのだ。
”彼”がどれだけ身を削ってチームに貢献してきたかを。
”彼”があの瞬間、どれほどのプレッシャーと戦っていたかを。
そして札幌のサポーターがどれほど”彼”のゴールを望んでいるかを。
カズ自身は驚くほどの節制に努め、いまなお現役でいる。
現役で居続ける難しさを一番知っているのがカズその人なのだと思う。
だから、いまユニフォームを脱ごうとしている選手に対し、深い愛情を持って接することが出来るのだろう。
相手選手に対し、「PKを決めろ」と言える。
なんと人間的に深い人なんだろう。
こんな選手がカズの他に何人いるだろうか。やはり、カズは日本サッカー界のキングなのだ。
曽田雄志は誇りに思っていい。彼はサッカーの王様に認められたのだから。
だから、僕も曽田雄志を誇りに思う。僕は彼のサポーターであったから。
曽田雄志、ありがとう。
僕も楽しかったよ。
12月を前に
中山元気。
いつの試合だったか、厚別での試合。
確か西嶋か上里か誰かの距離の長い、それも斜め後ろからのクロスを吸い付くような絶妙のトラップで落とし、決めたゴール。相手がどこであったかすら忘れてしまったけど、あのクロスの美しさとトラップからシュートまでの美しい流れ。今目を閉じても思い出すほど。
ドームでの福岡戦、徐のクロスに飛び込んできてお手本のようなヘッドで決めたゴール。
PSMの磐田戦で川口能活に止められた惜しいシュート。
決めたゴールの数はそれほど多いとはいえないけど、記録よりも記憶に残る選手だと思う。
石井謙伍。
テレビの画面を通しても伝わってくるような灼熱の西京極で、トラップからの切り返し一人で世代別代表経験者のDFを華麗に振り切り3-2の勝ち越しを決めたゴール。
砂川のCKからニアに飛び込んで決めた厚別のヴェルディ戦。
そして、3万人以上入ったドームで決めたPK。
道産子の誇りだと思う。
柴田慎吾。
浦和戦での闘志あふれるヘッド。J1で3点も決めたディフェンダーがチームを去るのは実にもったいない。
どこかで新しい舞台を見つけてサッカーを続けてほしい。
12月は寂しい季節。出会いがあるのと同じ数だけチームを去る選手もいる。
一度は同じ夢を見た仲間たち、所属する場所が変わったとしても、彼らの人生が豊かであることを祈りたい。
ああ、曽田雄志・・・・
ショックとしか言いようがありません。
高さの強さは誰もが認めるところですが、僕的にはDFに転向直後、最終ラインから最前線まで正確なパスを通していた姿に、将来の「代表」が見えたのが忘れられません。
当時の仲間たちは笑っていたけど、俺は信じていたんだよね。いつか青いユニフォームを着る日が来ると。
来年も一緒に戦えると思っていたのに・・・・。
本人の決断は重いとは思いますが、本当に、本当に、本当に残念です。
ISHIYAさんには感謝するけれども
ニトリの撤退に伴って、ISHIYAさんがスポンサー料の増額を申し出た旨の報道があった。
チームの苦しいときに支援してくれるISHIYAさんには深く感謝するし、本当にありがたいと思う。
北海道に、札幌に、ISHIYAさんがあって本当によかったと思う。
それと同時に、ISHIYAさん以外にコンサドーレの支援に手を上げようという企業が(今のところ)現れていないことをとても残念に思う。
コンサドーレに魅力を感じる企業が増えないと支援の輪は広がらない。
チームがずっと存続していくためには、北海道に愛され、大切にされていかなければならない。
何が必要だろうか。
絶対にやってはいけないことはわかっている。
戦う姿勢を決して失わないこと。
どんなときにもひたむきに戦い、勝てても勝てなくても見ている者に勇気や力を与えること。
そして、サッカーファンだけでなく、一般の人が見ていて面白いサッカーをすること。
そういうことがきっと今、求められているんだと思う。
選手もサポーターもクラブも各々が最大限の役割を果たしていかなければならない。
ISHIYAさんの支援増額には少しだけ安心したけれども、ニトリさんの撤退には恐怖を感じたはず。
今回感じた恐怖を繰り返さないために、自分自身もっと考え、行動していきたいと思う。
静岡遠征(2)
試合。
まあ、見た感想はほかのブログとかでも触れられているとおり、挑戦者としての姿勢があまり見られなかったような気がします。
失うものなんか何も無かったんだから、札幌らしく、攻めて攻めて攻めて挑戦してほしかった。
「来年は違う」という姿勢を見せてほしかった。
中途半端に上手なサッカーが見たいのではなくて、たとえ実力で劣っていてもスピリッツでは決して負けないというのが見たいのですが・・・。
帰り道の富士川SAから見た富士山に少しだけ癒されました。
その日のうちに帰ろうと思えば帰れたのですが、せっかく静岡に来たので伊豆半島を旅行することに。
宿泊先は西伊豆の堂ヶ島温泉。
ホテルに着いたのは20時過ぎだったので、そのまま松崎のすし屋にて遅めの夕食にしました。
地魚寿司。1890円なり。
めちゃくちゃ美味。
静岡遠征(1)
天皇杯清水エスパルス戦の報告です。
金曜日、新千歳発JAL最終便にて羽田に飛び、蒲田で一泊。土曜の朝からレンタカーで清水に向かいました。
殿町から首都高に入り、浮島JC、大黒JCを経由、保土ヶ谷バイパスを経て東名道に入ります。
東名高速はきわめて順調に流れあっという間に清水です。
それにしても、最高の天気。
残り6Km。だんだん日本平が近づいてくるとともに気持ちが高ぶってきます。
そういえば、日本平は初めてでした。
清水の街は、パルちゃんとかサッカーボールだらけでちょっと羨ましかったりする。
やっぱりサッカーの街はいいね。
スタジアムに到着。サッカー専用のすばらしいスタジアムでした。
札幌側のスタンドは、既にいつもの顔でいっぱいです。
清水側ゴール裏。
あんまり人数入っていません・・・・。
来年の大分は間違いなく強いと思う
勝てなくて勝てなくて。14連敗なんて不名誉な記録も作った。
早い段階で実質的に降格は決まっていたと思うけど、それでも、最近の5試合では意地を見せた。
清水など優勝争いしているチームにも勝ったし、今日の西京極にはあきれるほど多くのサポーターが集まった。
数字上、J1に残れる可能性はなくなったけれども、大分がJ1で戦ってきたんだという意地は十分に見せたと思う。
そして、大分が地域にどれだけ必要とされているのかも。
試合後、本気で悔しがった選手たち。
選手たちにサポーターに近づくよう促した監督。
今日の試合を全力で戦い抜いた選手たちを暖かく迎えたゴール裏。
彼らは大切なものがなにかということをわかっていると思う。
大分というチームがさらに強くなり、今まで以上に高く飛翔する条件は今日こそ揃ったと思う。
そして、あの日の自分たちの姿を振り返って思う。
降格が決まった後、いつもと同じように通り過ぎていった選手たち。
「責任者だせ」と叫んだ無責任なサポーター。
GMに「このチームはあなたたちのチームなんですよ」とたしなめられる程、ばらばらだった僕らのチーム。
本当の責任者は自分たちの筈なのに。
来年、J2にやってくる大分は間違いなく強敵だ。
心してかからなければならない。
今年やってきたこと
将来J1で戦えるチームを作ることを目標に、石崎監督を招聘し、若手を育成してきた今年の札幌。
実力者の砂川や芳賀を控えに起きつづけたことで、岡本や古田など若い力が伸びてきた。宮澤、藤田、西はJ2でも屈指の選手に育ってきた。
ダニルソンや石川の補強は素晴らしかったと思うし、来年はJ2最強のディフェンダー曽田も帰ってくる。高原の復活も心強い。
今年のチームは確実に去年よりも強くなっているわけで、来年はさらに強くなることを目指している筈だ。
僕は、今年の段階で数字上の昇格可能性に拘ることは、あまり意味がないと思っていて、本当に拘るべき事は、ぼくらのチームがどれだけ強くなってきたかということだと思っている。
なぜならば、強くなれば昇格なんか勝手に付いてくるものだと思うから。
J1チームから来てくださいと言われるほど強くなることに拘りたい。
何でこのチームがJ2なんだ、さっさとJ1に行って欲しいと他のJ2チームに思われほど強くなることに拘りたい。
僕らにあるのは、ただ、強くなると言う永遠に続く道のりであって、今年の戦いとか、来年の戦いとか、そういう区切りはないはず。
その歩みに区切りはないはずだから、こんなところで足踏みしていてはいけないと思う。
徳島戦では、たとえチーム状態が悪くとも戦えることを示さなければならなかった。実際、徳島は良いチームだったとは思うが、それにしてもあの結果はない。
僕らが歩んでいる遠い道のりを考えれば、主力に欠場者が大勢いたとはいえ、強い気持ちで戦い抜いて欲かなければならなかった。
戦えなかったことはは残念だし、その理由を探さなければならない。
その理由を探し出し、解決しなければ、なんのために育成に拘ってきたのかわからなくなる。
今年やってきたことが無駄になってしまう。
しかし、僕はこれからもずっと、このチームが強くなっていくことを応援するし、チームに対する信頼がなくなったわけでもない。
好きとか嫌いとかじゃなくて、もはや人生の大事な一部分だから。
選手達は反省の気持ちを持っていると思うし、その反省を次のホームで活かしてくれるはずだ。
だから、僕らはそのための手伝いをしよう。
僕らは、まだ、道の途中。
数字上の可能性が消えたとか、そんなの関係ないよね。
静岡再び
札幌がもっとも元日国立に近づいたのは、ヤンツーのラストイヤーである2006年だろう。
明確なオフサイドからのゴールが認められ、ガンバ大阪に勝利を盗まれた事も、チームの歴史を語り継いでいくなかでやはり忘れられない出来事の一つなんだろうと思う。
その日の舞台はエコパであったが、同じ静岡での天皇杯ということで、特別な思いを抱く人もいるかも知れない。
試合会場の日本平といえば、東芝サッカー部時代以後、初めて日本のトップリーグに昇格した札幌が、98年の開幕戦を戦ったスタジアムでもある。
あのデリー・バルデスの先制ゴールも、そして、そのあとの無惨な逆転負けも忘れられない。
自分の記憶では、日本平では一度も勝ったことがない。
だから、そろそろ一つくらい勝ってもいいだろうとも思う。
あのガンバ戦以来、再び静岡へ。
今年2回目のアウェイの地へ。
チームの歴史に立ち会っているという実感がある。
10月30日金曜の最終便で出発し、試合後の遅い便か日曜日の昼の便で帰ってこようと思う。
再来年、戦うであろう強敵のレベルを体験するために、あの日のエコパの続きを体験するために。
まだ、おともdeマイルの座席も残っているようです。
誰か一緒に行きませんか?