厚別の風と藤田征也

 厚別緒戦。
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 競技場周辺の桜の花が咲き、アウェイ側のゴール裏の白樺の木がようやく薄緑になってきた様子、そしてどこまでも澄み切った青い空と筋を引いた白い雲に本当の意味での春の訪れを感じました。
 サブグラウンドでの草サッカー。試合後に香ってくる芝生とコンクリートのにおい。
 これで暖かい夕日を感じることが出来れば、僕の中の厚別そのものです。
 試合の方はあちこちで語られているとおり。前節の悪い流れをきっちり断ち切り、修正してきた選手たちを素直にすばらしいと思いますし、選手たち一人一人の闘志をしっかりと感じました。
 特に攻守にわたる曽田の活躍には風格すら感じました。
 今期J2でもっともシュート数の多い仙台をシュート5本に押さえ込んでしまう守備は、昨年の攻撃ほど派手ではないかもしれないけど、無言の凄みのようなものを感じます。
 よく相手の監督なんかが「札幌の9人で守る守備・・・」なんて言い方をされるけど、僕らのサッカーは別に引きこもっている訳じゃないよね。
 たとえば西嶋は、前線に顔を出したと思えば、相手ボールになった瞬間、自分のゾーンに全力で戻っている。
 その点で水戸のサッカーとは全く違う。
 僕らのサッカーの根幹は選手の献身的な運動量だと思うし、緑色のチームのように運動量を否定するようなサッカーとは対極にある。
 この運動量をベースとした高い位置からの守備といい、コンパクトな陣形といい、三浦監督の見つめている遙か先は、もしかしたらトータルフットボールなのかな、と夢想してみたり。
 いまはまだ個々の選手のゾーンを大きく崩すことはないけれども、もしもそういう方向へ進み始めるとすれば、このチームは恐るべきチームになるんじゃないか・・・そんな気がしています。
#勘違い?(笑)
 ところで、感心したことがもう一つあります。
 仙台の選手が長いボールを蹴ったときに、しばしばラインを割ることがあったことに対し、札幌の選手たちにはそういうシーンはほとんどありませんでした。
 特に藤田征也。
 あの強風の中、サイドで長いボールを蹴ってもラインを割らないできちんとボールを運んでいるのを見て、「ああ、厚別を知り尽くしているんだな」と感じました。
 ユース時代から厚別を感じ、厚別で育った選手が、いまトップチームで戦っているという、ある意味あたり前の、しかし大切な事実がとてもとても嬉しかったのです。
 僕らが厚別とともに過ごした時間を、選手を目指して過ごしてきた若者がいる。
 そのことが僕らのチームの明るい未来を約束してくれている。
 そんな気がしたんでしょうね。

「厚別の風と藤田征也」への2件のフィードバック

  1. 6日に初めて厚別に行きしました!(ドームを入れると2度目の観戦)まだコンササポに成り立ての新参者です。さわやかなお天気と同様の好ゲームでしたので、足取りも軽く♪帰路につきました。
    そしてこちらのブログを発見♪
    またまたさわやかなコメントに感銘を受けました。
    コンサ応援歌の口笛で出現したシマフクロウの話題にもじ~~ん。
    シマフクロウ魅力的ですよね!

  2. lapislazuliさん、はじめまして。
    ラピスラズリなので瑠璃さんかな?
    新しいサポーターの人が遊びに来てくれるのはとても嬉しいです。
    シマフクロウの話ですが、フクロウがくる前にエゾ鹿の親子が川を渡っているのを目撃しました。
    (いろいろな動物がやってくる露天風呂です)
    そのしばらく後、川の上に大きな動くモノがいたので、最初は鹿がまた来たのかなと思ったらシマフクロウでした(!)
    羽を広げたシマフクロウはそれくらい巨大なんですよ。
    あまりの大きさに絶句したほどです。
    また、見たいなあ。

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