yahooのニュースで吉田寿光主審の誤審が原因となる再試合の決定がFIFAによってなされたと聞いたので、FIFAの発表を見に行きました。
FIFAのオフィシャルページによると、だいたいこういう事のようです。
(とりあえず日本語訳しました。)
(前略)
ウズベキスタンサッカー協会によるレフリーによる技術的な誤りを含む先の抗議について、決定がなされた。
レフリーによる技術的な誤りによる抗議については、2006年ワールドカップドイツ大会組織委員会により裁定される。(略)
Lennart Johansson委員長、Julio Grondona副委員長、鄭夢準氏、FIFA書記Urs Linsi氏らによる事務局は、以下の事実に基づき、決定しました。
1) 1-0でウズベキスタンがリードしていた39分に、レフリーはPKをウズベキスタンに与えました。
2) ウズベキスタンはゴールしました。
3) PKが蹴られる前に、ウズベキスタンの別な選手がペナルティーエリアに入りました。
4) その結果、レフリーは間接フリーキックをバーレーンチームに与えました。
5) しかしながら、その場合にはルールではPKの蹴り直しになります。
6) ウズベキスタンのキャプテンは、誤った判定が出てすぐ、ゲームがリスタートされる前に、レフリーに抗議しました。この抗議があったことは試合後に確認されました。
7) この技術的なミスはマッチコミッショナーと技術委員のそれぞれのレポートにより確認されました。
8) ウズベキスタンはレフリーの決定について試合結果を取り消し、3-0の判定勝ちとするように文書で異議を申し立てました。
問題の試合のレフリーが技術的な誤りを犯したのを考慮に入れ、結果的に、事務局は再試合が必要であるとの結論に至りました。この結果、ウズベキスタンチームより提出されていた3-0の判定試合とするべきとの抗議は却下されました。
2006年ワールドカップドイツ大会組織規則12.6により、この決定は最終的なもので、拘束力があります。
さて、この裁定により誰が得をするのでしょうか?
たしかに、ウズベキスタンチームは、PKを一つ損していますが、試合には勝利しています。また、この裁定結果により行われる再試合に、バーレーンが勝利した場合、ウズベキスタンチームはせっかく獲得した勝ち点3を失う可能性があります。
この5位決定戦は、ホームアンドアウェイ方式で行われ、勝者は北中米カリブ地区の4位のチームとプレーオフを行います。
ウズベキスタンチームは、せっかく獲得した勝ち点3が無効になり、バーレーンチームは、負けた試合が再試合になりました。得をしたのは明らかにバーレーンチームであり、ウズベキスタンチームは、自らの抗議により自らの首を絞めたことになります。
ちなみに、僕ならば、ウズベキスタンの抗議は却下して、試合は有効としますね。もし、負けていたバーレーンチームに与えられるべきPKが審判のミスにより与えられないなら、バーレーンチームの抗議を受け入れ、再試合にするかもしれませんが。
ウズベキスタンチームにとっては、本当に不要な抗議で、最悪の結果を招く、謎の裁定でした。
ちなみに吉田寿光氏は昨年のJリーグ優秀主審賞を受賞した審判です。この事実によってJリーグの審判を論じることはしませんが、とにかく異例のケースですね。
#貧しいウズベキスタンがワールドカップに出場するよりも、オイルマネーの潤沢なバーレーンチームが出場した方が、美味しいって事がFIFAの本音なんでしょうね。放映権料とか……(←書いちゃったよ)
FIFA自身のレギュレーションによりこの裁定は覆らないと思われます。もしも、ウズベクが最初に3-0ではなく2-0と主張していたらFIFAはどういう結論を出したんでしょうね。