中東の笛

 報道ステーションが「中東の笛」「中東の笛」と鬼の首を取ったようにうるさいので「韓国の笛」とか言ってみる(笑)
 今回のハンドボールの件に関して、韓国がいちばん強硬に抗議していたわけですが、イタリアやスペインのサッカーファンにしてみれば、「あの韓国が何を言ってやがる」って感じじゃないかと想像しています。
 2002年にあの国と対戦したイタリアやスペインがどういう目にあったか。
 エクアドル人のバイロン・モレノ氏がどういう笛を吹いたか。
 今回の”中東の笛”は、あのとき起きたことと全く同じように思うのです。
 
 
 2002年当時、テレビ朝日をはじめとする日本の報道は、「日韓友好ムード」に流されたのかどうか知りませんが、どこの局も”誤審”についてほとんど報道しませんでした。
 
  どういう思惑で隣国のアンフェアについて報道しなかったのか知りませんが、2002年当時に報道しなかったのに関わらず、いま、中東の国のアンフェアだけを”中東の笛”、”中東の笛”と連呼し、避難するのはそれこそアンフェアだと思います。
 結果的に中東だけがアンフェアであるとの誤ったイメージも与えるでのはないでしょうか。
 
 
 残念なことではありますが、スポーツの判定に関する疑惑は、なにも東アジアのサッカーや中東のハンドボールだけの問題だけではなく、フィギュアスケートなんかでも、ロシアとフランスが自国に有利に取引していたこともありました。
 最近では、ワールドベースボールクラシックでのデービッドソン氏の件もありました。
 中東に限らず、一般的に起こりうることなのでしょう。
 だからよりフェアなプレイ、フェアな判定を広く一般的にしていくために、中東だけに特別な色をつけるような報道をするのではなく、隣国だろうとどこだろうと分け隔てなく、あった事実をあった事実として、きちんと報道することが報道の使命なんじゃないでしょうか。
 今回の事を中東だけの問題に落としてはいけません。
 Jリーグだって我那覇選手に対するリーグの姿勢はあんまりフェアでないような気がしますし。
 
 
 アンフェアな判定をアンフェアに報道している自分たちの姿にテレビ朝日の関係者には気づいて欲しいと思います。

「中東の笛」への3件のフィードバック

  1. ハンドボールの再試合、中東の国々はこぞって参加
    拒否しているそうですね。
    それで、残ったのは韓国と我が日本。
    よりによって韓国とのガチンコとは(^_^;)
    相手が韓国じゃ再試合のジャッジだって厳格公正に行われるのかも
    疑問に思います。
    報ステやその他の報道に関しては日本に「直接的被害?」が
    無かった事件に関しては無視をしたのかと・・・。
    今朝のどこかの放送局も日本に対する不当ジャッジを中心に
    取り上げ伝えていました。
    ジャンプの身長、スキー板長さや、レスリングの不可解判定
    柔道の一本取り消し(選手名失念)問題など。
    サッカーファンにとっては某燐国のモ○ノ問題には関心があるけど
    一般の人には対岸の火事なんでしょうね、仕方ないかも。
    今度のハンドボールのガチンコ対決のジャッジ、興味津々です。

  2. 日本が被害を受けたものを中心に報道するのは有りだと思っています。
    報道ステーションの報道は、「中東は汚い」との印象を強く与えるような編集がされていたので気になったのです。
    真実は「中東”も”汚い」ですよね。
    中東も汚い。朝鮮も汚い。アメリカやヨーロッパだって汚い。
    せめてスポーツの世界はフェアであって欲しいと思っています。

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