開幕戦の鹿島戦は完敗。
技術が高いだけでなく、サッカーをよく知ってるというのがあの試合のもっとも強い印象。
しかし、あの開幕戦の印象が強烈だったので、マリノスの一瞬の集中力の高さと石櫃のミドルを除いて、続く相手からは正直強烈な印象はほとんど受けなかった。
選手たちのレベルの高さは感じるが戦い方はある。そんな印象。
しかし、昨日の試合は違った。
さすがに浦和、サポーターの力を含め、受ける印象すべてが強烈だった。
序盤の立ち上がりこそ、浦和の選手たちはどこかふわふわとした感じでやりたいことをやらせてもらった印象はあった。
しかし、札幌に2点取られたことで浦和の選手たちは目を覚ましてしまった。
特に感じたのが高原とエジミウソンの動きが時間の経過とともにどんどん良くなっていったこと。
いままでちょっとチームにフィットしていない感のあった二人の超強力なフォワードが他の選手とかみ合っていく。
守備の堅さという土台の上にフォワードの攻撃力がつながればそれは安定感につながる。
そこからは自分たちの戦い方は出来なかった。
残念ながらこれが現在の我々のレベルなんだと思う。
しかし、大事なのはここで立ち止まらないこと。
鹿島の強さを知り、浦和の強さを知った。
だから僕らは、この強さと戦うために何をするべきかを知った筈だ。
みんな、こういう強い相手と戦いたかったのだから。
僕らは戦い抜き、1年を通して成長する。
11月のホーム浦和戦、12月のホーム鹿島戦。
僕らの成長の証として勝つのだ。必ずやってやる。
そして次の試合は京都。
補強選手も多く、加藤久監督の戦術も浸透し、去年とはまるで違うチームになっている筈。
現に前節も時間帯によっては浦和を圧倒していたように見えた。
強敵ではあるが勝てない相手なんかいない。
ただ、アウェイでの連戦で選手たちの疲労は大きいはず。
だから、西京極に行くことが出来る仲間たちに、すべてを託したい。
チームの力になって欲しい。