突然ですが僕の家は家庭内LANで各部屋が結ばれており、1階の僕の部屋だけではなく、2階の居間や3階の部屋にもPCがあったりします。
ネットワークがあると、やりたくなるのは写真や音楽などのデータの共有。
写真などはサーバーマシンを立ち上げて共有フォルダに入れておけばよいのですが、データベースで音楽データを管理するiTunesで音楽を聴くという前提になると、ちょっと工夫が必要です。
一番簡単な方法は、サーバー上に常時iTunesを起動しておく方法。
iTunesの設定を開き、共有タブの中にある「ローカルネットワーク上でライブラリの共有する」にチェックを入れれば、ローカルネットワーク上の他のPCで動作するiTunes上でも共有された音楽を再生できます。
しかし、この場合、iTunesを動かすマシンを常時稼働しているマシン上で、しかも、常時動作させておくことが必要です。
常時稼働させるにはiTunesはちょっとヘビーなので、簡単に音楽ファイルを共有する機能を持ったソフト(daemon)がないか探してみたところ、’Firefly Media Server‘が見つかりました。
このソフトを使えば
- 容量の少ないノートPCには音楽データを保存せず、大きなHDを持つデスクトップマシンに音楽データを保存しておき、手元にあるネットワークでつながったノートPCで音楽を再生する
- サーバー上の一か所に音楽ファイルを集約保存し、他の部屋にあるPCで共有された音楽を楽しむ
・・・・といったことが簡単にできます。
僕のサーバーマシンにもインストールしてみました。
その結果、家庭内のネットワーク上にあるどのPCでも音楽が再生できるようになり、サーバーマシンの負荷もCPU占有率にしてほんの1~2%です。
音楽ファイルの保管場所を意識せず、いつ、どこのPCでも自在に音楽を再生できる環境は思った以上に快適でした。
ちなみに、iTunes以外にもDAAPに対応した音楽プレイヤーなら共有している音楽ファイルを再生可能ですので、windowsやmac以外の環境、たとえばlinuxマシンが混在するネットワークでもrhythmboxなどのソフトで再生できます。
家に複数のPCがある人はお勧めですね。
#次の野望は、サーバーマシン上にDLNAサーバーを立ち上げ、DLNAに対応したテレビやPS3上で動画を視聴する事でしょうか。