応援自粛と応援復帰について

 まず、最初に。家元主審ナイスジャッジでした。
 
 
 さて、応援自粛について、まだ、誤解されているようなので書いておこうと思います。
 今回の応援自粛は、HFCに対する抗議(だけ)ではないんですよ。
 コンサドーレ札幌というクラブは、サポーター+HFC+選手・スタッフの3者によって成り立っています。
 他のJ1クラブに比べて、圧倒的にお金がないチームですから、その三者が強力に結びつき、助け合いながら一丸になって前に進まなければこのクラブは強くなれない、というのがUSを始め、応援自粛に賛同した人たちの想いです。
 現在、コンサドーレ札幌は、そういう状態ではありません。
 だから、僕らは将来強くなるために、これからもクラブが存続するために、三位一体となることが絶対に必要であると思っていて、そのためにクラブだけではなく、選手たちもサポーターも変わらなければならないと主張しているのです。
 決して単純な運営会社に対する抗議行動ではないということをまず理解してください。
 
 
 たとえば、今、お金がないからリストラするという報道が流れています。
 今まではお金がないことにあきらめていた。甘かったと思います。
 お金がないならお金を増やすために考える、行動する。そのために、サポーターも含めて、僕らのクラブのために何が出来るのか。
 ただ文句を言って終わるのではなく、HFCや選手たちと手を取り合って、どうやって前に進むか。
 そういう姿勢を持たなきゃいけないんだって事をみんなに気がついて、そして考えてもらいたいのです。
 このことは、ゴール裏だけではなく、スタジアムに集う全員が考えなきゃなりません。
 南北通路での説明の際に、「もう十分伝わっている」と言っていた人もいましたが、そうではないですよね。
 だから、応援自粛の終了のタイミングは、HFCや選手たちから、「サポーターの気持ちはよくわかった。共に真剣になって、このクラブのために全力を尽くそう。そのために協力しよう。」という姿勢が出てきた時だと僕は思っています。
 サポーターも含めて、三位一体となって前に進むために必要なのがビジョンです。
 USはビジョンという言葉を使っていますが、僕はビジョンまでを求めていません。
 HFCや選手たちから、上に書いた姿勢が出てきたとき、僕は応援に復帰しようと思っています。
 そして、クラブのために、HFCや選手たちと共に行動していこうと思っています。
 
 大事なのは、ただ自粛したとか、自粛中しないで応援したとか、そんな表面的な事ではなく、このクラブのために、一人一人が今後どのように行動していくか、また、その今後の行動の結果かによって今回の行動の真価が問われると思います。
 今回の行動はスタート地点に過ぎません。

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