手をあげよう

 レッズゴール裏潜入記のつづきです。
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 今日書きたいのは、レッズのゴール裏の「手の使い方の上手さ」、つまり、応援に手の動きを上手に取り入れていることについてです。
 僕ら札幌の応援もなかなかのものだと思うのですが、やはりゴール裏全体の迫力でははるかにレッズに差をつけられている。
 その理由を探りたいのがレッズのゴール裏に入れてもらった理由の一つでした。
 しかし、中に入ってみて逆に意外だったのは、レッズのゴール裏もそれほどめちゃめちゃ応援しているわけではなかったと言うことでした。
 誤解を恐れずに書けば、レッズのサポーターはそれほどサルトしません。飛んでいる時間の長さで言うと、たぶん、札幌のゴール裏の核の部分の面々の方がずっと飛んでいます。
 しかし、ゴール裏全体ではレッズの方がずっと迫力がある。この圧倒的な迫力を創り出しているのは何か?
 結論から言えば、”天に向かって突き上げる拳”、なんだろうと僕は感じました。
 赤いレプリカの面から、一斉に手が突き上げられる。それが動く。ビジュアル的にかなり壮観な光景です。サルトしないかわりに、手を突き上げる動きをうまく使い、ゴール裏の躍動感を表現しているのです。
 実際、レッズの応援では、長時間のサルトはほとんどしないかわりに、手は本当に良く使います。
 1コーラス目はサルトしながら歌う、次の1コーラスはサルトはせずに手を突き上げながら歌う、次の1コーラスは、またサルト・・・というように体力的に持続しやすいように、応援が工夫されているのです。
 「サルトを長時間続けるのは(体力的に)きついけど、手を突き上げるのなら出来る」という人もきっといると思うのですが、レッズの場合、そういう人も応援から脱落しない工夫がされている訳です。
 だからサルトのときサルトに参加する人の割合が高いですし、手を突き上げるときは、その動作をしている人の割合が高い。
 ゴール裏全体で応援に参加していない人の割合が極端に低いわけです。
 有名な「Here we go, We want goal, Lalalalalalala Reds!」という曲も、最後のレッズの部分でサルトはせずに手を振り上げます。
 一つの応援が長く続き、一人抜け、二人抜け、だんだん弱くなっていくぼくらの応援との最大の差は、このちょっとした工夫の差かも知れません。
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 もう一つ、手の動きで気がついたのは、「手を叩くときは、頭の上で」という意識がゴール裏で徹底されていることでしょうか。
 ビジュアル的にも、音量的にも、胸の前で手を叩くよりも、頭の上で叩いた方がいいに決まっています。
 「手は頭の上で叩くものだ」という意識をゴール裏の隅々まで浸透させていくことも来年の課題の一つなのかも知れません。
 歌詞カードを配ってくれている方がいます。
 その歌詞カードの角にでも、「手を叩くときは頭の上で」という応援の注意書きを入れてもらうようにお願いしてみようかな、なんて思ってます。
 できる工夫はどんどんしていった方がいいよね。

「手をあげよう」への3件のフィードバック

  1. スゴク解りやすくて
    応援の参考になりました。
    ありがとうございます。
    上ですね。『手は上』
    今季は頑張ります!!

  2. そうでしたね
    私も上手な応援の仕方だと思っていました
    半分飛んで半分拳を上げるやり方は、声もちゃんと出せるし、体力の無い人でも頑張れます
    それと、ゴール裏の人に限らず、何処でも歌ってましたね

  3. このエントリーに書いたことは、応援の中心の人たちのしたと想像される”工夫”についてです。しかし、一番大事なのは、「一人一人が、このチームを支えるんだ」という気概だと思うのです。
     浦和のゴール裏に入って、僕にはそれが強く強く感じられました。浦和サポーターたちが心の深くにもっている気概については、このエントリーでは何もふれていません。
     しかし、本当に伝えたかったことは、浦和に対する深い深い愛情を持って、少しでも応援を良くしようという真摯な態度です。
     浦和の工夫について、その”手法”を同じように札幌が真似しても、浦和の迫力のある応援を再現できるとは思えませんし、浦和を札幌で再現する必要もありません。
     そして、僕は札幌のコアになっている人たちが、浦和と同じように、それ以上に真摯であることを知っています。
     だから札幌は、札幌のやり方で、札幌スタイルの熱い応援をつくっていけばいいはずです。けれども、そのときに、浦和は浦和なりに”工夫”していたんだな、というコトを知っておくことは必要だと思いますし、そのためにヒントになればと思うんです。
     そういう意味でこのエントリーを書きました。

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