岐阜戦は快勝だったけれども、自分の中では手放しで喜べない感覚がある。
まずは、あの日の岐阜の出来があまりに悪かったこと。
前節の岡山戦とはまるで違う内容。若いチームだけに波があるのだろう。
あの岐阜からだったらもう少し点が取れたような気がするし、相手に6本もシュートを打たせてしまったことは反省して良いような気がする。
実際、ゴールポストに救われたシーンもあった。荒谷のファインセーブもあった。
結果的に完封はしたけれど、これを本当に喜んで良いのかという気がする。
また、9戦負けなしとはいえ、この間、上位との対戦はセレッソ大阪のみ。
勝って当たり前とは言わないけれども、勝てないと悔しい相手ばかりでなかっただろうか。
上位のチームが快走しているだけに、こんなところで取りこぼし出来ないという最低限の目標はクリアは出来ているけれども、それ以上でもそれ以下でもないような気がする。
9戦負けなしはそう捉えるべきだろう。
そして、強力すぎる4人の外国人の存在。
僕らのチームは、彼らの活躍が目立つ中で、チーム生え抜きの日本人選手が(とくにメンタル面で)どれくらい伸びているのか見えずらい。
こういった状況を総合的に考えると、楽観的になっていい状況とはとうてい思えない。
次節は好調な水戸。さらに東京ヴェルディ、甲府と続く。
これからが本当の戦いと考えて良いと思う。
僕らはまだ何も得ていない。
J1昇格することももちろん必要だけど、上でどのように互角以上に戦っていくかこそ考えなければならない。
そう考えたときには、J2で9戦負けなしくらいで満足できないよね。