フットボールは続く

 一夜明けて、昨日の夜感じた悔しさはますます増える一方で、心の中に開いた大きな穴をふさぐ方法をいまだ見つけられず。
 今、ただ、ひとつ言えることは、これからもフットボールは続くいていく、ということだけ。
 監督が変わるたびに断絶してきた代表強化の道のりは、これからは途切れることなく続いていかなければならない。
 僕らの日本代表チームは、日本サッカーの頂点なのだ。
 頂点がより高みに達するためには、日本サッカーの裾野がより広くならなければならない。
 国内サッカーを馬鹿にし、地元のJリーグクラブを応援しない人が代表を応援することの矛盾に気がつかなければならない。
 国内サッカーが発展しなければ代表の強化もない。
 そのためには、Jリーグのレベルがより高まらなければならない。多くの人々に注目され、人も資金も集まるリーグにならなければならない。
 そしてJFLや下位カテゴリのサッカーを、大学から小学生までのサッカーを社会全体で支えていかなければならない。
 そうして、日本がフットボールネーションになった日に、僕らは、僕らの夢に挑戦する資格が生まれるはずだ。
 道のりはどんなに遠いかもしれない。けれども、僕らが夢を捨てずに歩み続ければ、たどり着けない道のりではないはずだ。
 日本中がフットボールに注目した6月。
 本当にワールドカップで優勝したいのであれば、この盛り上がりを単なるお祭りで終わらせるのではなく、日本の未来への糧にしなければならない。
 その大きな役割を果たせるのは、マスコミである以上に僕ら一人ひとりの本物のフットボールファンだと思う。

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