またしても終盤に追いつかれる展開。本当にもったいなかった。
ゲームの内容自体は天皇杯と全く違った。両チームとも選手たちはよく走っていたし、両チームから勝ち点3を取るんだという気迫が見ていて伝わってきた。
ゲーム全体を俯瞰すれば、山形の方がチャンスは多かったと思う。
そんな中、PKで先制できたのだから、どうやって勝ちきるか。勝っている試合をどのようクローズしていくか。チームとしての意思統一をしていくコト。
そういうことが出来なかったのは残念。
しかし、こういう経験を積み重ねて学習していくしかない。経験し、学習し、克服するのだ。
ところで、いままでロスタイム近くで同点に追いつかれたりすると、ピッチの上に倒れ込んでいた選手が何人かいたように思うのだけど、昨日はそういう選手はいなかった。
まったく時間を無駄にすることなく「勝ち越そう」と選手たちは山形陣内へ攻め込んでいった。
そのことは収穫かなと思う。
技術も、戦術も、そしてそれを支えるメンタリティーも、札幌は一歩一歩成長している。成長できる、伸びしろがあるということは、もっともっと強くなれると言うこと。
残り試合で札幌の”強さ”をどこまで上積みできるか。
その積み重ねが未来を開くと思うし、だから僕らには無駄な時間も、消化試合もない。
選手の力、僕らの力、みんなの力をあわせて扉を叩き続けるのだ。
きっと未来は開ける。