J2の戦いは簡単ではない

 開幕まであと一週間です。
 これから戦いが始まるという時期にこんなコトを書くのもなんなのですが。
 「簡単にJ2を勝ち抜けると思っていませんか?」
 クライトンはJ2では反則だとか、ダニルソン凄いだとか、なんか浮ついた空気を感じるのですが、J2の戦いはけっして簡単じゃありませんよ。
 なんといっても未経験の51試合。
 体力的にきつくなる夏以降、じわじわと勝ちきれない試合が増えるかも知れません。
 勝ちきれないときに精神的支柱になれるベテランの選手はいるでしょうか?
 
 けが人が出たとき、あるいは世代別代表に呼ばれたとき、なんらかの事情で試合に出られない選手が出たときにその穴を埋めれる十分な戦力があるでしょうか?
 そうは思えないんですよ。
 
 他のチームを見ても、東京、仙台、セレッソ大阪は僕らと比べても遜色ない、あるいは、僕ら以上の戦力を保持していますよ。
 有能な若手がいてJ1通算51得点の吉原を補強した水戸。
 終盤まで昇格争いに絡んだ草津。実績のある外国人がいる湘南。
(札幌を侮辱した反町には絶対に負けたくない)
 一度はJ1を経験している横浜と甲府、それに昇格してくてたまらない鳥栖。
 この辺のチームも昇格を目指してぶつかってくるでしょう。
 まだ公式戦では一度も対戦していない栃木、富山、岐阜、岡山、熊本。
 もしかしたら、足下をすくわれる可能性もあると思います。 
 そして昇格できるチームはたったの3つしかないのです。
 力が同格のチームに対しては粘り強く相手に勝ち点を与えず、また力が若干劣る相手からは確実に勝ち点3を。
 そうやって勝ち点を積み上げていくのがどれほどしんどいことか。
 開幕戦、入れ替え戦でJ1昇格を掴み損なった仙台の選手やサポーターはもの凄い気合いで札幌ドームに乗り込んでくると思います。
 迎え撃つ僕らの方が、戦う前から緩んでいるように見えるのは僕の思い過ごしでしょうか?
 準備、出来ていますか?

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