フットボールはそこにあった

 以前書いたとおり、シーズン序盤から完璧に上手く行くわけ無いのはわかっていました。
 開幕戦は「良くて引き分け」だろうなと思っていたので勝てなかったコトはなんとも思っていません。
 開幕戦で見たかったのは、チームが去年からどのように変化したかに尽きます。
 
 
 
 そして開幕戦。僕らのチームはフットボールをやっていました。
 改めて、この競技のおもしろさを存分に感じるコトが出来たことがまず何より嬉しい。
 ここ2年間のスタジアムには、昇格の歓喜がありましたけれども、その勝ち方はなにかフットボールとは異質なものがあって。
 けれども、昨日の試合には、失敗をおそれずにチャレンジする気持ちも、リスクを背負って自分から攻撃を仕掛ける気持ちもありました。
 もう僕らは勝利だけでは満足できません。
 
 
 
 そして戦前に想像していたよりも、僕らのチームの個人のポテンシャルはずっと高くて、このチームの伸び代も含めた実力は今日戦った相手よりもずっと大きいことを確信できました。
 あとは監督がどのように仕上げていくのか。
 たった1ヶ月のキャンプでここまで造り上げてくれた監督。彼に任せておけば大丈夫という気がしました。
 細かい修正は必要だけど。
 大丈夫、僕らは前に進めるよ。
 
 
 
 以下余談。
 試合後、名古屋からやってきた友達を千歳空港まで送っていったとき、空港ビル内で石崎監督とすれ違ったのに、「石崎さんとそっくりなおじさんだな」と思ってしまいました。
 まさか千歳空港にいるとは夢にも思わなかったので。
 監督、ごめんなさい。
 そして、フットボールをありがとう。

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