勝てなくて勝てなくて。14連敗なんて不名誉な記録も作った。
早い段階で実質的に降格は決まっていたと思うけど、それでも、最近の5試合では意地を見せた。
清水など優勝争いしているチームにも勝ったし、今日の西京極にはあきれるほど多くのサポーターが集まった。
数字上、J1に残れる可能性はなくなったけれども、大分がJ1で戦ってきたんだという意地は十分に見せたと思う。
そして、大分が地域にどれだけ必要とされているのかも。
試合後、本気で悔しがった選手たち。
選手たちにサポーターに近づくよう促した監督。
今日の試合を全力で戦い抜いた選手たちを暖かく迎えたゴール裏。
彼らは大切なものがなにかということをわかっていると思う。
大分というチームがさらに強くなり、今まで以上に高く飛翔する条件は今日こそ揃ったと思う。
そして、あの日の自分たちの姿を振り返って思う。
降格が決まった後、いつもと同じように通り過ぎていった選手たち。
「責任者だせ」と叫んだ無責任なサポーター。
GMに「このチームはあなたたちのチームなんですよ」とたしなめられる程、ばらばらだった僕らのチーム。
本当の責任者は自分たちの筈なのに。
来年、J2にやってくる大分は間違いなく強敵だ。
心してかからなければならない。