歯車が噛み合い始めた感じ

 柏戦。
 選手たちの闘志を感じた試合だった。
 現段階での強さでいえば、たしかに柏が上かもしれないけど、選手たちが勝ちたい気持ちで走り続ける限り、このチームは強くなっていくハズと感じた。
 
 
 スタンドにも良い化学変化があった。
 
 前半、柏に押し込まれた時間帯に、岩沼が、直樹が、西島が体を張って守り続ける。
 
 その時、選手の頑張りに呼応するように大きくなるメインスタンド側、バックスタンド側からの応援の声。
 B自由席真ん中以外からの声が増えてくると、スタジアムの雰囲気が一変した。
 コンサドーレ札幌のためだけの空間。
 ・・・・素晴らしいと感じた。
 これがホームだった。
 
 
 選手の頑張りに応じて増える応援の声と、そしてサポーターの応援に呼応する選手の頑張り。
 この二つの歯車が噛み合い始めると、札幌のホームは凄い空間になる。
 
 そういう良い循環をつくっていけると思った。
 柏戦は、その最初のきっかけかも知れない。
 どうか、ホームB自由席の真ん中以外にいる人やメインスタンド・バックスタンドにいる人に気づいて欲しい。
 スタジアムの雰囲気をつくるのはゴール裏だけじゃないことに。
 僕らの追い求める夢は同じはずだから。

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