もうすぐ、Windows Vistaが発売されます。
RC2版をマイクロソフトの公式サイトからダウンロードしていろいろ試してみましたけど、結論から言うと全くおすすめできません。
VISTAを快適に使うためには、少なくてもギガ単位のメモリが必要になりますし、ちょっと前の周辺機器は軒並み使えなくなったりします。
(うちの環境では、フラットベッドスキャナとWEBカメラが使えなくなりました。)
まともに動かないソフトも結構あったようです。
新しいパソコンを売りたいコンピューターメーカーや、そこから広告料をもらっている雑誌がVista Vistaと連呼するのはわかるのですが、僕らのような消費者がいま慌ててVISTAに移行する必要は全くないと思うのです。
それでなくても、マイクロソフト一社がOS市場を寡占しているのは、消費者にとって不利以外の何者でないのですから、ここは敢えてマイクロソフトの思惑にのらない決断をしました。
最近、僕のPCもXPに戻しました。
これが結構大変でした。一度VISTAをインストールしてしまうと、XPに戻すためにはハードディスクをフォーマットし直す必要があるんです。
これもマイクロソフトの思惑を象徴しているような気がします。
ついでに、ブラウザをFirefoxに、メーラーはThunderbirdにしてみました。本当をいえば、OSもフリーのものを使いたいのですが、現状ではやはりXPを選択せざるを得ませんでした。
XPは(VISTAの重い環境に慣れてしまっていたので)やたら快適です。
ところで、Google OSというキーワードでネットを検索すると、けっこうな数の記事がヒットします。いまのところ、GoogleはOSをリリースする件について否定しているようですが、脱マイクロソフトしたいという潜在的な需要がこういう噂を呼んでいるんでしょうね。
インテル版MacOSがふつうのDOS/V機で使えれば、マイクロソフトに大きな顔をされないで済むのになあと思っているのは僕だけじゃないですよね。
Vistaから導入予定だったIE7も、すでに先行リリースされていますが、これすら一部で不具合が生じたままなので、俺はIE6に戻してます。
そもそも、2年前に買った我が家のPCですら、Home Basicなら何とかインストールできるかもしれないくらいのスペックなのだから、Vistaの導入なんて端っから考えてません。
しかし、俺は仕事上「Vista導入時の各業務システム使用時の影響」を調査しなければならないんで、ある程度Vistaを使いこなすことになるかと思いますが、話だけ聞いてたら嫌気が差してきそうですね。
正直使わないで済むなら使わない方がいいと思います。
ウィンドウの切り替えが立体的になったほかは別に目新しいことはないし、XPで十分だと思いますよ。
動かないソフトやドライバも多数あるから、かなり苦労しますよ。
もし、どうしてもVISTAに切り替えるなら、最低でも2Gのメモリを積むことをお勧めします。
それだけメモリを積めば、少なくても動作が重くてやってられないってことはないと思います。