ついに、というか、やはりというか、惑星の定義が変更され冥王星が惑星の定義から外れましたね。
大きさという点では、冥王星よりも大きな2003UB313がありますし、地球の衛星である月よりも冥王星は小さいわけで、たしかに惑星と呼ぶには冥王星は小さすぎます。
また、衛星を持つということからいえば、小惑星の”イダ”や”アポロ”や”多摩”が衛星を持っていますので、冥王星がカロンやその他2個の衛星を持つからと言って惑星であるという決定的な根拠にはなりません。
太陽系の海王星以遠には、本格的な惑星まで成長できなかった小さな星がけっこうあって、それと冥王星の間に決定的な違いがないので、冥王星が惑星から外れるのもやむを得ないと言うところでしょう。
天王星や海王星に比べ、物語やアニメによく登場する星なので、ブログを巡回していると反響が大きいようですね。
でも、惑星じゃなくなっただけで、冥王星がなくなるわけではないので、あんまり大騒ぎする必要もないかと。
きっと一番困っているのは、占星術なるものを飯の種にする人たちでしょうか(笑)
いままで冥王星をホロスコープに書き込んでいた占い結果はでたらめってコトになるし、もし、冥王星が惑星でなくとも人の人生に影響するならば、小惑星帯にある数千個の小惑星や、カイパーベルト天体もホロスコープに書き込まなきゃね(毒)
人の定義がどうかわろうとも、宇宙はなにもかわりません。
先日はお世話になりました。
本日は出発まであと1時間少々。
つーか、寝てなさいよ>自分(笑)。
>きっと一番困っているのは、占星術なるものを飯の種にする人たちでしょうか(笑)
今回の件に関連して、あるところで聞いた話によると、トラディショナルな占星術の世界では土星までしか使わないので、影響は無いのだとか(笑)。
本日、クルマの中で聴いたラジオのニュースで、冥王星を発見した方(故人)の奥様のコメントが紹介されていました。
確か「科学によって証明されたのだから、故人も異論は無いでしょう」といったものでした。
>人の定義がどうかわろうとも、宇宙はなにもかわりません。
探求の結果を積み上げて、これまで判らなかったことが判ってくると、
正解が不正解になり、不正解が正解になることもあります。
でも、これは絶え間ない探求の成果であり、だからこそ探求する価値があるってことでしょうか。
科学とはちょっと違うけど、技術の世界も似たトコがあるので、
それを扱う世界の片隅にいる人間の1人として、
このことは忘れちゃならないことのような気がします。
「止まったら、死ぬのぢゃ~っ!!」ってね。
これはサポーターも同じですよね。
(と、強引に引っ張ってみる(爆))
冥王星族天体とか海王星以遠の大型の天体については、わい小惑星と呼ぶことになったらしいのですが、英語ではdwarf planetだそうです。
RPGでは良く出てくる用語ですね。
従来の小惑星は、英語ではasteroidなので小惑星とわい小惑星の言葉のニュアンスが英語と日本語で一致していないのが気になるところです。
個人的には、dwarf planetに対応する日本語訳が小惑星で、asteroidはアステロイドとしたほうがすっきりする気がします。