TBS系「みのもんたの朝ズバ」とかいう下品な番組をぼんやり見ていたら事故現場の中継ということで、首都高だかでタンクローリーが横転したというニュースが流れていました。
現場周辺は渋滞が起きていると言うことで朝のニュースとしては報道する価値がある。
そのこと自体は正しいことだと思う。
でも、救急隊員らに運び出される運転手の様子を望遠カメラでヘリからズームする必要はあるのだろうか?
ぐったりとして動かない運転手。
それをみた司会のみのもんたの言葉。
運転手に心臓マッサージしてますねえ・・・・
心肺停止っていう状態かな?
これをみている家族の方は心配でしょうねえ
なんという心ない言葉の数々。
学もない。知性もない。人としての優しさや節度をわきまえてもいない言葉。
こんな人間をありがたがってキャスターに起用するTBSの節度というものを疑ってしまう。
亀田なんとかっていう下品なガキをTVに出したり、世界バレーで6位の日本チームからMVPを選出したのと同じ構図。
視聴率を取るためならなんでもやるという体質。
本当に情けない。
昨年流行した言葉に”品格”というのがあったけど、TBSやみのもんたには品格と呼べるモノはないようです。
視聴者である僕らとしては、”この放送局を見ない”という選択肢を行使するしかなさそうです。
学生時代に、とあるマスコミでバイトしていた時の出来事。
留萌沖で船が転覆し、乗組員数人が後日遺体で発見されたという事故がありました。
各報道機関はヘリコプターを飛ばし、現場海域の映像をニュースに映し出していました。いくつかの報道機関は、むごたらしくも海面に浮かぶ乗組員の遺体を映し出していました。
当時自分がバイトしていた報道機関の映像取材部門の責任者は、この映像に不快感を示しながら、自社のカメラマンには決してこのような映像を撮らない様指示していました。
その責任者曰く、「死者にだって人権はある。そんな遺体の映像を見た家族はどんな気持ちなのか、それを考えているのか」と疑問を呈していました。
今回のみのもんたの発言は、映像としてもむごたらしいものである上に、それを反芻させるような発言をしているという意味で、御家族の気持ちをどれだけないがしろにしているのか、全くわかっていない、おろかな発言だと思います。
まあ、もともとそんなに好きなタレントじゃないけど、よりいっそう嫌いになりましたよ、ええ(笑)。
ども。
いい話ですね。さすがに一流の報道機関はひと味違います。
でもね、TBSのような報道姿勢とか、みのもんたのような人間の存在を許しているのは、我々自身なんですよね。
そう思うと暗澹とした気持ちになってきます。
TBSという局はかつては優良な番組を多く供給する優れた局だったんですよね。
オウム真理教の事件(坂本弁護士の取材ビデオをオウム真理教の関係者に見せた事件、坂本弁護士一家の殺害の原因となった。)あたりから完全におかしくなってきたようです。
あのときにTBSはワイドショーを全廃したはずだったんですが。