札幌がもっとも元日国立に近づいたのは、ヤンツーのラストイヤーである2006年だろう。
明確なオフサイドからのゴールが認められ、ガンバ大阪に勝利を盗まれた事も、チームの歴史を語り継いでいくなかでやはり忘れられない出来事の一つなんだろうと思う。
その日の舞台はエコパであったが、同じ静岡での天皇杯ということで、特別な思いを抱く人もいるかも知れない。
試合会場の日本平といえば、東芝サッカー部時代以後、初めて日本のトップリーグに昇格した札幌が、98年の開幕戦を戦ったスタジアムでもある。
あのデリー・バルデスの先制ゴールも、そして、そのあとの無惨な逆転負けも忘れられない。
自分の記憶では、日本平では一度も勝ったことがない。
だから、そろそろ一つくらい勝ってもいいだろうとも思う。
あのガンバ戦以来、再び静岡へ。
今年2回目のアウェイの地へ。
チームの歴史に立ち会っているという実感がある。
10月30日金曜の最終便で出発し、試合後の遅い便か日曜日の昼の便で帰ってこようと思う。
再来年、戦うであろう強敵のレベルを体験するために、あの日のエコパの続きを体験するために。
まだ、おともdeマイルの座席も残っているようです。
誰か一緒に行きませんか?