久しぶりに北海道に帰ってきた友人が、旭川に遊びに行きたいと言うものだから、土曜日の夕方から旭川へ行ってきました。
旭川では、前にも書いた馬場ホルモンで、ダイエット中にも関わらずホルモン12人前をあっさり食べきり、こちらのダイニングバー(スポーツバーでもあるらしいです。)の怪しいイベントに突入したり、朝までカラオケで歌いまくったりと、大変楽しかったわけですが。
(念のために書いておきまけど、車で行ったので飲み物はウーロン茶ですよ)
朝方4時半頃に旭川を出発して、6時過ぎに厚別に到着しました。
札幌に戻ってくると異常な天気。
1時間あたり30mmは降っているかという猛烈な雨に加え空から氷の粒は降ってくる。
いつもの朝サッカーも出来ないかな?と思ったらあっさり晴れてきたりと、まさに秋から冬へ季節が移り変わっていくのを感じでした。
空から降ってくる氷の粒。仲間内で雹(ひょう)や霰(あられ)の違いについて、話題になったので一応書いておくと、霰と霰は粒の大きさで区別し、霰は5mm以下のもの、雹はそれより大きいものとされているそうです。
(気象庁:降水)
そんなわけで、天皇杯。
天皇杯を余り戦いたくないチームもあったようですが、札幌としてはJ1と2回、3回と戦いたいわけで、鳥取戦は通過点である以上、求められるのは勝つことだけ。
そんな状況で結果だけは出したって感じの試合でした。
こういう試合で、試合内容が・・・とか、応援が・・・とかはちょっと違うかなと思っています。
選手達もリーグ戦で同じような戦いをしてはいけないってことを百も承知だと思うので。
ただひたすら寒かったね。
来年は、J1昇格は目標ではなくノルマになります。
そしてチームの目標は昇格することではなく、J1で互角以上に戦えるチームを作ること。
J2を舐めているつもりはないけれども、昇格なんて当たり前で付いてくるものでなければならないと思う。
だから、札幌にとって天皇杯の意味とは、去年J1に通用せず、今年石崎監督の指導を受けたチームが、どのくらいレベルアップし、J1のチームと戦っていけるのかを確認することであると思う。
その相手がいまJ1で優勝争いをしている清水エスパルスであれば申し分ない。
多くのサポーターが日本平に集って欲しいと思う。
日本平ではいい未来を見せて欲しいよね。
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ある熱いサポーターの話
先日のロアッソ熊本戦、久しぶりに札幌に帰ってきた友人と街中にあるこちらのスポーツバーにて観戦した。
スポーツバー・モノゾーン
札幌市中央区北1条西2丁目オーク札幌ビル地下1階
Tel/Fax 011(596)0225
黒を基調とした比較的落ち着いた感じの店内。
僕の職場から歩いて2、3分なのでよくランチタイムに利用させてもらっているが、この店で試合を観戦するのは始めでの経験であった。
店内には20人くらいのサポーター。
その中で、他の人とはちょっと違った雰囲気をもった一人のサポーターが居た。
初めて見る顔。会社の制服と思われる服装。
もちろん、名前は知らない。
その人は、前半が終わったところで席を立ち店を出て行った。
理由はすぐにわかった。試合を諦めたわけではない。
・・・・彼女は・・・・仕事中だったのだ。
日曜も仕事ということは、ホームの試合があっても厚別やドームに行けないことも多いのだろう。
しかし、仕事の合間、おそらくは昼休み。キックオフが1時の試合なら、昼休みをずらして取ることで彼女は中継を見に来ることが出来るのだ。
コンサドーレ札幌の試合を見れる限られた時間。
そして昼休みが終わり、仕事に戻っていくとき。
彼女はどんな気持ちで仕事に戻るのだろうか。
後ろ髪を引かれる思いで職場に戻るとき、彼女の気持ちはまだKK WINGにあったに違いない。
そして
試合も終盤、ロスタイムに入ろうかと言う時、店外の廊下に立って外からじっと試合を見つめている彼女を見つけた。
少しの間、職場を抜け出してきたのだろう。
何か熱いものがこみ上げてきた。
そのとき思った。
ゴール裏で叫んだり飛んだりしていなくても、彼女もまた真のサポーターだと。
札幌に関わる様々な人。
その中には試合に行きたくても行けない人もいる。
それでも、札幌に対する強い思いを持ち続けている。
それは紛れもなくサポーターであるということだ。
スタジアムで戦える僕らは幸せだ。
そしてその幸せを享受する僕らは、彼女の分も戦わなければならない。
スタジアムに来れない人たちの気持ちも背負っていることを忘れてはならない。
明日のセレッソ大阪戦。
全国にいる彼女と同じ人たちのためにも、より強い気持ちでスタジアムに集いたい。
絶対に勝ちたい。少しでも上に近づくために。
奇跡を開くドアをノックし続けよう!
僕らが諦めない限り、奇跡は必ず起きるよ。
オシムの改革
こんな番組が放送されるようです。
スポーツ大陸大逆転スペシャル「オシムの改革」
圧倒的に不利と見られた状況から逆転勝利を挙げたアスリートたち。しかしそれは「奇跡」ではあっても決して「まぐれ」ではなかった…。会心の勝利に向けた周到な準備や壮絶な精進の日々を描くのが、スポーツ大陸・大逆転スペシャル。第2回は、Jリーグのジェフユナイテッド市原・千葉を再建したイビチャ・オシム監督に光を当てる。
Jリーグ発足後、常に中位から下位をさまよい、「Jのお荷物」と揶揄(やゆ)されたジェフユナイテッド市原・千葉。その再建を託されたのが、のちの日本代表監督であるイビチャ・オシムだった。
祖国ユーゴスラビアを1990年のW杯・イタリア大会でベスト8に、オーストリア・ブンデスリーガのSKシュトゥルム・グラーツを3度チャンピオンズリーグに導いたその手腕に、ジェフ千葉フロント陣は賭けた。そしてオシム監督就任3年目、ジェフ千葉は、2005年のヤマザキナビスコカップで優勝。オシムはクラブに初となるタイトルをもたらした。
弱小クラブにオシムが起こした革命とは何だったのか?番組では、奇才オシムに戸惑いながらも、やがて結束し、成長を遂げた選手たちが、栄光をつかむまでの奇跡の物語を描く。
僕の大好きなオシムさんの番組です。
このタイミングで「Jのお荷物」だとか「弱小クラブ」とNHKに言われてしまったジェフ千葉は気の毒ですけど。
サッカー好きとしては必見の番組になりそうな気がします。
見なきゃね。
放送は、BS1で。2009年10月11日(日) 午後 7時10分~です。
信頼して託す
残り9試合。とても貴重な経験をしていると思う。
全部勝てば可能性があるという状況で、一つも負けが許されないという状況で戦い続けること。
この状況は戦う選手を強くする。
サポーターとしては全部の試合に参戦したいのは当然。
けれども、その願いは普通は叶わない。
けれども、僕らは一人で戦っている訳じゃない。
僕らは熊本の地には行けなかったけれども、その地には信頼できる仲間達が集っているはず。
僕らにはチームを託せる仲間達がいるのだ。
そして、その仲間達が試合中どれだけ必死にチームを応援するかを知っている。
チームが一人で戦っている訳じゃないように、僕らも一人で戦っているわけではない。
きっと明日は仲間達が勝利でつないでくれる。
自分はその次のセレッソ大阪戦で、そして遠征に行ける試合があればその試合を全力で戦おう。
僕らは一人じゃないのだ。
試合後の楽しみ
新潟時代の反町発言について書いておこう
2003年、ジョアン・カルロス監督時代に新潟に大敗した後、反町監督が「札幌はギャンブル・サッカー」と発言したことについて、書いておこうと思う。
この話の因縁は2002年に遡ります。
報道に寄れば、2002年、早々と降格を決めていた札幌は来期の監督候補として、ジョアン・カルロス氏と反町康治氏のふたりをリストアップしていました。
(当時のチーム統括部長は、岡田武史氏が連れてきたあの小山氏ね。)
当時の新潟は、このシーズンのJ2を3位で終わるわけですが、その時点ではまだ昇格の可能性が残っていたため、反町氏に続投させるか別な監督にするか決めかねていた状況でした。
札幌としては、いち早く来期の体制を固め、再昇格を目指したいという状況だったので、結局反町氏の招聘は断念し、ジョアン・カルロス氏とともに2003年シーズンを戦うという選択をしたわけです。
聞くところによると、反町氏は札幌の監督をすることに前向きな考えだったようです。
新潟はJ2で3位の成績を評価して2003年も反町氏に続投させる選択をしました。
したがって、2003年の反町氏にとって、札幌戦とは自分を選ばなかったチームとの対戦という図式になるわけです。
負けたくないという気持ちもあったのでしょう。
そのような状況下、ホームで札幌に逆転で大勝した時、反町氏はつい言わなくてもいいことを言ってしまったというわけです。
だからといって、対戦相手のサッカーを試合後に侮辱するような発言を監督という立場の者が行って良いわけではありません。
彼も若かったのでしょう。
(その反町発言を修正しなかった新潟の関係者も同罪でしょう。)
その試合後、ジョアン・カルロス氏が辞任したのは周知の通り。
ジョアン・カルロス氏を嫌った小倉が退団したことや、自らが招聘した外国人選手がいずれも途中退団したこと、名古屋時代にも同様のトラブルを起こしていたこと等を合わせて考えると、当時の札幌のフロントの判断が正しかったかは疑問の残るところです。
また、新潟は反町氏に続投させてJ1昇格をつかみ取ることが出来たわけで、この辺もなにか不思議な運命の流れが交錯したんだなって感じがします。
「あの時、違う選択をしていれば・・」という事について語り合うのもサッカーの楽しみの一つ。
当時の事情も踏まえ、そろそろ反町発言については腹は立つけれども、もう忘れてもいいかな、と個人的には思います。
そんなことよりも、ファイナル9。
困難な状況からの挑戦にわくわくが止まりません。
ミラクル・サッポロいくよ。
湘南戦に向けて
あえて逆説的な言い方をしてみようか。
勝てないと残り9試合で、湘南までの差は17となる。そうなると、もう可能性は0だ。
ミラクルは起こらない。
だから、想像してみて欲しい。
試合後、可能性が0になったことに自分が耐えられるかどうかを。
それがイヤな奴は、全力で戦うしかない。
僕らはそこまで追い詰められている。
試合後、「さあ、来年」とすぐに切り替えれる奴を俺は信用できない。
今日まで頑張ってきた君の頑張りは一体何だったの?と思ってしまう。
わかったような顔で、「来年力をつけてから昇格した方が良いんだ。」という言葉は信用できない。
昇格できなかったという事実から逃げているようにしか聞こえない。
俺は絶対に負けたくない。
誰にも負けたくない。
全力で戦い抜いて、シーズン終了時に奇跡を起こして、奇跡なんか起きないよと心の底で思っているヤツらを思いっきり馬鹿にしてやりたい。
勝てば残り9試合で、価値点差は11となる。
それでも数字的には逆転昇格は難しいと思うけど。
奇跡を起こそうともしないで、奇跡は起きなかったと言いたくない。
だから、戦う。選手達と共に。
試合後に後悔しているゴール裏なんか絶対に見たくない。
もう、やるしかないんだよ。
運命のキックオフまで、あと13時間。
サポーターを煽る監督
9/23岡山戦 石崎監督コメント
『今日は岡山のサポーターが素晴らしい応援で岡山の選手たちを鼓舞していた。その影響もあって、後半うちが押し込まれた部分もあったと思います。』
これは監督からの挑戦状ですね(笑)
さて、燃えてきたぞ!!
挑戦されて引き下がるのは男じゃないからね。
こちらの人も売られた喧嘩は買うと言ってるし。
札幌の男なら(女の子も)、湘南を圧倒する応援を!
やってやろうぜ。
収穫
自宅庭のブドウ棚から収穫されたブドウです。
写真に写っているのはほんの一部で、まだ、全部収穫が終わっていません。
完熟してから収穫したのでとてもジューシーで甘いのですが、果糖もけっこうカロリーがあるので食べ過ぎが心配です(笑)
さて、収穫と言えばこちらも。
今日は岡山で試合ですが、きっちりと勝ち点3を収穫して、帰ってきて欲しいものです。
チーム・スタッフ人件費
こちらのブログ記事でJ各クラブの2008年期の経営状況が一部開示された事を知ったので早速眺めてきました。
(こちら)
やはり気になるのは、チーム・スタッフ人件費の項。
2008年のチーム・スタッフ人件費は、もちろん浦和が第一位で24億・・・・・と思ったら、東京ヴェルディが26億でJ1最高額でした。
昨年、東京ヴェルディはJ2に降格したわけですから、26億もの膨大なチーム・スタッフ人件費を費やしてJ2に降格するという不名誉な記録を残したわけです。
おそらく、チーム・スタッフ人件費が1部で最高額なのに2部に降格したというのは、世界的にも珍しいのではないでしょうか。(もしかして世界初?)
もっとも、レンタル元の川崎に復帰したフッキをシーズン途中に再獲得したり、そのフッキの退団後に急遽大黒を獲得したりと、他のチームが羨むような補強を敢行したので、結果的にチーム・スタッフ人件費がかさんでしまったのは理解できますけど。
(そこまでやってJ2に降格してしまっては目も当てられませんけど。)
ところで過去の降格チームとチーム・スタッフ人件費の関係が興味深いところです。
Jリーグのオフィシャルサイトには、過去の経営状況についても開示されているので、さっそく調べてみます。
情報が開示されている2005年以降について、過去の降格チームは
2005年 柏、東京V、神戸
2006年 福岡、C大阪、京都
2007年 広島、甲府、横浜FC
2008年 東京V、札幌
の10チーム。
2005年の柏と東京ベルディのチーム・スタッフ人件費は回答なしとなっているので、数字として確実なのは、神戸の15億。
神戸よりチーム・スタッフ人件費が低いのに関わらずJ1残留に成功しているのは、大分(9億9千万)、広島(11億)、新潟(12億7千万)、鹿島(13億7千万)の4チームでした。
2006年に降格したチームは、福岡(7億8千万)、C大阪(11億5千万)、京都(10億7千万)。
これらのチームよりチーム・スタッフ人件費が低くでJ1に残留できたチームは、甲府(5億5千万)、大分(7億5千万)の2チーム。
2007年はチーム・スタッフ人件費が下から3つ(甲府、横浜、広島)が降格。
この3チームよりもチーム・スタッフ人件費が安いチームはありませんでした。
妥当な結果といえば妥当な結果なのでしょう。夢はないけど。
2008年は札幌(7億9千万)、東京V(26億2千万)です。
2006年の甲府の残留はバレーの活躍が大きかったように記憶しています。
バレーがガンバに移籍した2007年に甲府が降格したこともその裏付けになるでしょう。
また、大分の残留はシャムスカ監督の力や若手選手の急成長が大きな理由でしょう。
これらの事から言えることは
- 基本的にはチーム・スタッフ人件費が少ないチームは降格する。
(例外:東京ベルディ(2008年、たぶん前回も))
- チーム・スタッフ人件費が少なくともJ1に残留することは可能だが、なにかスペシャルな要素が必要。
決して多いとは言えないチーム・スタッフ人件費で大分がいままでJ1に残留していることは、味奇跡的な素晴らしい結果だと思うんですが。
さて考えてみましょう。
- シーズン途中にシャムスカ監督を更迭した大分の判断は正しかったか?
- 昨年3億だった山形は今年は何億をチーム・スタッフ人件費に投入できたのか。また、J1に残留できるのか?
- 仙台(6億)、湘南(5億)、C大阪(8億)の3チームはJ1に昇格できるのか?また、昇格したとしてJ1に残留できるのか。
- 26億も使いながらJ2に降格した東京ベルディに未来はあるのか?
チーム・スタッフ人件費とJ1残留の観点からJリーグを見てみるのもなかなか興味深いところです。
振り返って、札幌はどうでしょうか。
石崎監督という優秀な監督がい、また、若手の成長も見られます。うまく力を蓄えれば2008年までの大分のようにJ1に定着することが可能かも知れません。
でも、いままでの事からわかるように、少なくても札幌もあと3~4億程度のチーム・スタッフ人件費の上積みが必要な気もします。
そのために有料入場者の増加とスポンサーの獲得が必要になってくるわけですけども。
チーム・選手個人の成長とクラブの努力、サポーターの協力はどうしても不可欠ですね。
やるべきことがたくさんあると、なんかわくわくしてきます。