勝てなくて勝てなくて。14連敗なんて不名誉な記録も作った。
早い段階で実質的に降格は決まっていたと思うけど、それでも、最近の5試合では意地を見せた。
清水など優勝争いしているチームにも勝ったし、今日の西京極にはあきれるほど多くのサポーターが集まった。
数字上、J1に残れる可能性はなくなったけれども、大分がJ1で戦ってきたんだという意地は十分に見せたと思う。
そして、大分が地域にどれだけ必要とされているのかも。
試合後、本気で悔しがった選手たち。
選手たちにサポーターに近づくよう促した監督。
今日の試合を全力で戦い抜いた選手たちを暖かく迎えたゴール裏。
彼らは大切なものがなにかということをわかっていると思う。
大分というチームがさらに強くなり、今まで以上に高く飛翔する条件は今日こそ揃ったと思う。
そして、あの日の自分たちの姿を振り返って思う。
降格が決まった後、いつもと同じように通り過ぎていった選手たち。
「責任者だせ」と叫んだ無責任なサポーター。
GMに「このチームはあなたたちのチームなんですよ」とたしなめられる程、ばらばらだった僕らのチーム。
本当の責任者は自分たちの筈なのに。
来年、J2にやってくる大分は間違いなく強敵だ。
心してかからなければならない。
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今年やってきたこと
将来J1で戦えるチームを作ることを目標に、石崎監督を招聘し、若手を育成してきた今年の札幌。
実力者の砂川や芳賀を控えに起きつづけたことで、岡本や古田など若い力が伸びてきた。宮澤、藤田、西はJ2でも屈指の選手に育ってきた。
ダニルソンや石川の補強は素晴らしかったと思うし、来年はJ2最強のディフェンダー曽田も帰ってくる。高原の復活も心強い。
今年のチームは確実に去年よりも強くなっているわけで、来年はさらに強くなることを目指している筈だ。
僕は、今年の段階で数字上の昇格可能性に拘ることは、あまり意味がないと思っていて、本当に拘るべき事は、ぼくらのチームがどれだけ強くなってきたかということだと思っている。
なぜならば、強くなれば昇格なんか勝手に付いてくるものだと思うから。
J1チームから来てくださいと言われるほど強くなることに拘りたい。
何でこのチームがJ2なんだ、さっさとJ1に行って欲しいと他のJ2チームに思われほど強くなることに拘りたい。
僕らにあるのは、ただ、強くなると言う永遠に続く道のりであって、今年の戦いとか、来年の戦いとか、そういう区切りはないはず。
その歩みに区切りはないはずだから、こんなところで足踏みしていてはいけないと思う。
徳島戦では、たとえチーム状態が悪くとも戦えることを示さなければならなかった。実際、徳島は良いチームだったとは思うが、それにしてもあの結果はない。
僕らが歩んでいる遠い道のりを考えれば、主力に欠場者が大勢いたとはいえ、強い気持ちで戦い抜いて欲かなければならなかった。
戦えなかったことはは残念だし、その理由を探さなければならない。
その理由を探し出し、解決しなければ、なんのために育成に拘ってきたのかわからなくなる。
今年やってきたことが無駄になってしまう。
しかし、僕はこれからもずっと、このチームが強くなっていくことを応援するし、チームに対する信頼がなくなったわけでもない。
好きとか嫌いとかじゃなくて、もはや人生の大事な一部分だから。
選手達は反省の気持ちを持っていると思うし、その反省を次のホームで活かしてくれるはずだ。
だから、僕らはそのための手伝いをしよう。
僕らは、まだ、道の途中。
数字上の可能性が消えたとか、そんなの関係ないよね。
静岡再び
札幌がもっとも元日国立に近づいたのは、ヤンツーのラストイヤーである2006年だろう。
明確なオフサイドからのゴールが認められ、ガンバ大阪に勝利を盗まれた事も、チームの歴史を語り継いでいくなかでやはり忘れられない出来事の一つなんだろうと思う。
その日の舞台はエコパであったが、同じ静岡での天皇杯ということで、特別な思いを抱く人もいるかも知れない。
試合会場の日本平といえば、東芝サッカー部時代以後、初めて日本のトップリーグに昇格した札幌が、98年の開幕戦を戦ったスタジアムでもある。
あのデリー・バルデスの先制ゴールも、そして、そのあとの無惨な逆転負けも忘れられない。
自分の記憶では、日本平では一度も勝ったことがない。
だから、そろそろ一つくらい勝ってもいいだろうとも思う。
あのガンバ戦以来、再び静岡へ。
今年2回目のアウェイの地へ。
チームの歴史に立ち会っているという実感がある。
10月30日金曜の最終便で出発し、試合後の遅い便か日曜日の昼の便で帰ってこようと思う。
再来年、戦うであろう強敵のレベルを体験するために、あの日のエコパの続きを体験するために。
まだ、おともdeマイルの座席も残っているようです。
誰か一緒に行きませんか?
ある熱いサポーターの話
先日のロアッソ熊本戦、久しぶりに札幌に帰ってきた友人と街中にあるこちらのスポーツバーにて観戦した。
スポーツバー・モノゾーン
札幌市中央区北1条西2丁目オーク札幌ビル地下1階
Tel/Fax 011(596)0225
黒を基調とした比較的落ち着いた感じの店内。
僕の職場から歩いて2、3分なのでよくランチタイムに利用させてもらっているが、この店で試合を観戦するのは始めでの経験であった。
店内には20人くらいのサポーター。
その中で、他の人とはちょっと違った雰囲気をもった一人のサポーターが居た。
初めて見る顔。会社の制服と思われる服装。
もちろん、名前は知らない。
その人は、前半が終わったところで席を立ち店を出て行った。
理由はすぐにわかった。試合を諦めたわけではない。
・・・・彼女は・・・・仕事中だったのだ。
日曜も仕事ということは、ホームの試合があっても厚別やドームに行けないことも多いのだろう。
しかし、仕事の合間、おそらくは昼休み。キックオフが1時の試合なら、昼休みをずらして取ることで彼女は中継を見に来ることが出来るのだ。
コンサドーレ札幌の試合を見れる限られた時間。
そして昼休みが終わり、仕事に戻っていくとき。
彼女はどんな気持ちで仕事に戻るのだろうか。
後ろ髪を引かれる思いで職場に戻るとき、彼女の気持ちはまだKK WINGにあったに違いない。
そして
試合も終盤、ロスタイムに入ろうかと言う時、店外の廊下に立って外からじっと試合を見つめている彼女を見つけた。
少しの間、職場を抜け出してきたのだろう。
何か熱いものがこみ上げてきた。
そのとき思った。
ゴール裏で叫んだり飛んだりしていなくても、彼女もまた真のサポーターだと。
札幌に関わる様々な人。
その中には試合に行きたくても行けない人もいる。
それでも、札幌に対する強い思いを持ち続けている。
それは紛れもなくサポーターであるということだ。
スタジアムで戦える僕らは幸せだ。
そしてその幸せを享受する僕らは、彼女の分も戦わなければならない。
スタジアムに来れない人たちの気持ちも背負っていることを忘れてはならない。
明日のセレッソ大阪戦。
全国にいる彼女と同じ人たちのためにも、より強い気持ちでスタジアムに集いたい。
絶対に勝ちたい。少しでも上に近づくために。
奇跡を開くドアをノックし続けよう!
僕らが諦めない限り、奇跡は必ず起きるよ。
信頼して託す
残り9試合。とても貴重な経験をしていると思う。
全部勝てば可能性があるという状況で、一つも負けが許されないという状況で戦い続けること。
この状況は戦う選手を強くする。
サポーターとしては全部の試合に参戦したいのは当然。
けれども、その願いは普通は叶わない。
けれども、僕らは一人で戦っている訳じゃない。
僕らは熊本の地には行けなかったけれども、その地には信頼できる仲間達が集っているはず。
僕らにはチームを託せる仲間達がいるのだ。
そして、その仲間達が試合中どれだけ必死にチームを応援するかを知っている。
チームが一人で戦っている訳じゃないように、僕らも一人で戦っているわけではない。
きっと明日は仲間達が勝利でつないでくれる。
自分はその次のセレッソ大阪戦で、そして遠征に行ける試合があればその試合を全力で戦おう。
僕らは一人じゃないのだ。
湘南戦に向けて
あえて逆説的な言い方をしてみようか。
勝てないと残り9試合で、湘南までの差は17となる。そうなると、もう可能性は0だ。
ミラクルは起こらない。
だから、想像してみて欲しい。
試合後、可能性が0になったことに自分が耐えられるかどうかを。
それがイヤな奴は、全力で戦うしかない。
僕らはそこまで追い詰められている。
試合後、「さあ、来年」とすぐに切り替えれる奴を俺は信用できない。
今日まで頑張ってきた君の頑張りは一体何だったの?と思ってしまう。
わかったような顔で、「来年力をつけてから昇格した方が良いんだ。」という言葉は信用できない。
昇格できなかったという事実から逃げているようにしか聞こえない。
俺は絶対に負けたくない。
誰にも負けたくない。
全力で戦い抜いて、シーズン終了時に奇跡を起こして、奇跡なんか起きないよと心の底で思っているヤツらを思いっきり馬鹿にしてやりたい。
勝てば残り9試合で、価値点差は11となる。
それでも数字的には逆転昇格は難しいと思うけど。
奇跡を起こそうともしないで、奇跡は起きなかったと言いたくない。
だから、戦う。選手達と共に。
試合後に後悔しているゴール裏なんか絶対に見たくない。
もう、やるしかないんだよ。
運命のキックオフまで、あと13時間。
サポーターを煽る監督
9/23岡山戦 石崎監督コメント
『今日は岡山のサポーターが素晴らしい応援で岡山の選手たちを鼓舞していた。その影響もあって、後半うちが押し込まれた部分もあったと思います。』
これは監督からの挑戦状ですね(笑)
さて、燃えてきたぞ!!
挑戦されて引き下がるのは男じゃないからね。
こちらの人も売られた喧嘩は買うと言ってるし。
札幌の男なら(女の子も)、湘南を圧倒する応援を!
やってやろうぜ。
忘れてはいけない出来事
次節の福岡戦は、札幌のサポーターにとって忘れられない場所での、そして忘れられない相手との戦い。
翌年からJ2での戦いになることが決まったあの日。【12.5】
これから何十年、何百年続いていくチームの歴史のすべてを体験できるわけはないけれども。
不合理なレギュレーションで株リーグへの降格が決まったあの日の事はやはり忘れてはいけないと思う。
もう、多くの人にとってあの日の事は遠い記憶だったり、あの日そのものを体験していない人も増えてきたかも知れない。
だから、そんな思いを持っているのはもう少数派なんだろうか?
そう思うと少し寂しい気もする。
2003年にも福岡にはこの地で5-1で大勝しているけど。
あの地で福岡には絶対に負けられない。
今期の残り12試合。
シーズンの終わりにどういう結果になっているかわからないけど。
今日戦えなかった者が明日戦えると言っても誰にも信用されない、よね。
だから、これからも残り試合は全部決勝戦。
強い心が試されるのは、選手だけじゃなく、サポーターもだと思う。
戦う気持ちと勝利の両方を見せて欲しい。
僕らはそのために室蘭で叫ぶ。
ヴェルディ戦パブリックビューイング
明日の東京ベルディ戦、旭川地区後援会にてパブリックビューイングが開催されます。
(こちら)
噂では平川さんの他にも、驚きのゲストが登場するらしいですね。
だからというわけではありませんが、僕も旭川まで足を伸ばしてみようと思っています。
東京ベルディに勝ち、うまい酒と楽しい時間を過ごせるに違いありません。
かなり楽しみです。
いつも思うのですが、札幌以外でこういう催しを企画、準備してくれている人たちには、本当に頭が下がります。
こういう人たちの存在がコンサドーレ札幌の価値を高めていると本当に思います。
いつもありがとうございます。
苦しいときこそ楽しみを見つけて
苦しい戦いが続いている。昨日もスコアレスドロー。
相手選手のクロスバーに直撃したシュートが入っていたら目も当てられない結果だった。
昇格が義務付けられ、勝たなきゃいけないというプレッシャー。
戦っている選手たちも、応援しているサポーターたちも一様に厳しい顔をしている。
確かに成長のためには厳しさも必要だと思う。
でも、思うのだ。
戦いが、長く、厳しいものであればあるほど、遊びが必要だと。
遊びという言葉に抵抗があるならば、「楽しむ心」と言い換えてもいい。
サッカーが誰よりもうまくてプロになった選手たちのはず。
もっともっとサッカーで楽しんでよいはずだ。
個人技で相手の守備を突破してみる。
誰も想像しないようなタイミングでクロスを入れる。
意外性のあるドリブル。
予想外のシュート。
そういったプレイには遊び心が入っているように思える。
勝たなきゃいけないという義務に硬くなり、遊びを失ってしまったサッカーは楽しくないんじゃないだろうか。
石崎さんもそういうサッカーを求めているとは思えない。
昨日の試合中継を見ていても、札幌の選手よりも富山の選手たちに笑顔が多かった。
そのことはサポーターも同じ。
こんなんじゃ、だめだと思う。
* * * * * * * * * * * *
誤解を恐れずにいえば、今年、昇格しなくなっていいと思う。
こんな辛そうな顔をしてプレイしている選手たちが上に上がっても、どうせすぐに降格するに決まっている。
それよりも今は、もっとサッカーを楽しむことが必要ではないか?
自分たちのサッカーに自信を持ち、サッカーを楽しみ、その過程で強くなることを追求するべきだと思う。
そして、強くなれば昇格なんか、勝手についてくる。(はずだ)
僕らももっと純粋に楽しもう。
このチームを応援することを。
今、選手たちはうまくなろうと必死にもがいている。
勝てないことを非難するのはもういいじゃないか。
彼らの一つ一つの小さな挑戦を称え、成長を促そう。
そのためにはサポーターにもサッカーを見る目が絶対に必要なんだけど。
今、サポーターが我慢できないと、札幌はもっと大切なものを失うような気がする。
そんなことを感じた昨日の試合。