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砂川のこと

 天皇杯の結果については別になんとも思わない。
 負けたのが悔しくないといえばうそになるけど、はっきり言っていま天皇杯なんかにこだわっている余裕はないのが正直なところだし。
 「トップチームで使える選手がいればいいなあ」と思って試合を見ていたら数えるほどしかいなかった事の方が自分的には残念です。
 ただ、水曜日にはすぐセレッソ大阪戦があるのに、砂川を120分使い続けたことはどうなんだろう?
 リーグ戦の残り試合はそれこそ総力戦になってくると思うんだけど、ただでさえ選手層がそれほど厚くないのに控えの大駒をこんなところで消耗させるってのは、もう自殺行為としか思えない。
 サテライトメンバー中心で戦ったことは納得できるし、だから負けたこともまあやむを得ないと思う。
 だったら徹底してほしかった。
 中途半端にレギュラー格を使うのは、最悪の選択。
 それでも勝てなかったのは最悪の結果だったんではないだろうか。

移動が問題なのかなあ?

 先日、こちらのエントリーで暑さよりも移動距離の長さが厳しいのかな?と書きました。
 事実、新千歳からのJAL直行便がない四国(特に関西・伊丹・神戸も遠い松山)で勝率が低いのは周知の通りですし、今年負けた草津も羽田からの移動が大変です。
 昨日の水戸もけっして移動が楽な地ではありません。
 千歳からの直行便がある場所は、仙台、首都圏、関西圏、北九州の2チームでは開幕戦の京都を除き勝てているわけです。ホーム唯一の黒星もバスで2時間の室蘭でしたね。
 そう考えていくと、飛行機はともかくバスで長時間揺られることによる影響がかなりあるのかも知れません。
 僕らが考えている以上に選手たちの疲労は蓄積しているんじゃないだろうか。
 だからといって昨日の水戸戦に負けたことをよしとする訳じゃありません。
 昇格が目前になってきて、でも、何も決まっていないという状況で、札幌よりも遙かに技術で劣っている水戸に対し、選手たちの脚が動かなかった事で不覚を取ったわけですから、この結果は猛省しなければなりません。
 そしてこの屈辱を次に活かさなければなりません。
 ただ、選手たちに「戦え!」と言えるのも、僕らがお客さんとしてゴール裏にいるわけではなく、選手たちとともに戦っているからです。
 「動きが悪かった。」、「出足が悪い」と敗戦の責任をただ選手だけに押しつけるのではなく、サポーターとしてもっと出来るんでないか、もっとやれたんでないかと反省する必要もあるかも知れません。
 それはただ単に熱くやればいいと言うわけではなく、どうやってゴール裏全体を引っ張っていくのか。
 そういう目配ができるようになることがきっとチームのためになる。僕はそう思うんだけど。
 そのために、ゴール裏の総力を結集するために、もしかしたら少しだけ冷静になって一歩引く方がいい場面もあるかも知れません。
 僕らは選手たちとともに戦うことを自分たちのルールにしているわけですから、どんなに厳しい状況でも、選手たちがもう一歩前に出れるように、あと30cm前に出てボールを相手ゴールに押し込めるように、もっと選手たちに勝ちたいという気持ちを伝えていきたいなと思います。
 つらい連戦。何かが選手たちに足りないなら、その何かを補える応援で。
 疲労すら選手たちと共有したい。そしてもちろんその先に待っている大きな喜びも。
 ゴールはもうすぐじゃないですか。切り替えて前に進むしかありません。

得点差以上に力の差が大きかった勝利(山形戦)

 さて、試合の感想です。
 基本的な感想は表題のとおり。得点差1-0以上に力の差を感じました。
 まず山形の攻撃ですが、チームとしての連動性というか意図を何も感じませんでした。ただ何となく前線の選手にボールを渡していただけのように見えます。
 9番の横山もそれなりに力のある選手なのでしょうが、曽田を中心とする札幌の守備はもっと力があります。スピードに若干の難がある西沢の後ろをつこうとか、ハイボールの処理に不安のある池内の頭を越えるボールを放り込もうとか、相手の弱いところを突こうというような狙いも見えませんでしたね。
 PKのシーン。
 ユニフォームを掴んで引っ張っていた横山を振り払っただけでPKになるのであれば、守備は出来ません。さすがに、鳥居塚のVゴール(柏レイソル戦)を取り消した実績のある北村です。なにか札幌に恨みでもあるのでしょうか。
 年齢的にもそろそろ(自主規制)ですかね。
 ゲーム全体のコントロールも札幌がうまくやっていました。
 高木がもしPKをセーブ出来なかったときは、勝ち越しの2点目を狙って獲りに行ったでしょう。
(そしてきっと獲ったと思います。)
 けれどもPKが決まらなかったので、その後は山形の攻撃力がたいしたことないと判断し、のらりくらりと時間を使ったように見えました。1-0が点を獲りに行った結果でしたら少し寂しいのですが、そんなにガツガツ点を獲りに行こうと言うようには見えなかったから、まああんなものでしょう。
 そして山形の守備陣の足が止まったと見るやこんなの札幌でない!という鮮やかなダイレクトパスをつないで山形の守備を翻弄。
(一瞬だけアルゼンチンに見えました←褒めすぎ?)
 あの時点で山形の選手たちの戦意はほぼ喪失していたのではないでしょうか。
 三浦監督のコメントはわりと厳しかったようですが、本音は違うんじゃないでしょうか。
 僕の目には札幌の完勝に写りましたね。
 札幌としては90分を省エネ(?)で乗り切り、チーム内でもっともハードワークしていた芳賀とダヴィ、西嶋をフレッシュな状態で水戸戦に起用できるのですから、次も勝ち点3を狙わないといけません。
 ある意味、主力3人を休ませたと考えれば、この連戦の厳しさも少しだけ緩和されるような気がしますね。札幌版ターンオーバー?(苦笑)
 それとあちこちで言われている横山転びすぎの件。
 横山は先日の草津戦で自分らのサポーターにペットボトルを投げ込まれたのか、サポーターに何か言われたのか知りませんが、激怒し、ものすごい形相でサポーターにむかっていく様がスカパー!の中継で放送されていました。
 衛星放送とはいえ、三浦監督が横山の性格を見逃すわけがありません。
 とうぜん、それなりの指示は出していたんでないでしょうか。
 「横山は短気なのでキレさせろ」と。
 見えないところでけっこううちの選手に削られていたんでないでしょうか。
 その点に限り、少しだけ横山に同情しますが、結局は身から出たさびですね。

室蘭での平塚戦

 今日は室蘭での試合、そして相手は平塚(湘南)。
 室蘭での平塚との対戦と言えば、98年。中田英寿を擁するベルマーレとの死闘。
 吉原の2得点。そして後半ロスタイム、ウーゴの芸術的なループシュートで同点。
 室蘭史上最高の1万1千人を超える入場者数。
 そしてPK戦での惜敗。
 今にして思えば、遠い昔のような気がしますがまだほんの9年前の出来事。
 既にヒデはサッカー界を去りました。
 札幌にも湘南にもあの試合を経験した現役の選手はもういません。
 現役以外でと言えば、名塚コーチと旭川U-15の川口コーチが当時の平塚に所属していた筈です。
 和波くんが平塚に入団したのは翌年の99年ですね。
 *  *  *  *  *
 和波選手といえば、最近どうしているんだろう。
 札幌が一番つらかった時期をともに戦ってくれた和波選手。一時はキャプテンとしても頑張ってくれました。
 だから、昇格を喜ぶときは、どうしても和波選手がその中にいて欲しい。
 今、首位を走る札幌を和波くんはどういう思いで見ているんだろう。
 早く元気な顔を見れればいいな。
 僕は和波君の復帰をずっと待っていようと思う。
 なんかとりとめのない文章になってしまった。
 今日はきっちり湘南に勝ちましょう。
 そのために全力を尽くすことだけはいつもと全く同じ。

有利な気候

 それにしても試合開始前37.7度、試合中の公式発表で34度の環境での勝ち点3は本当に素晴らしいのですが、今日はその次の話。
 本州方面各地はいまだに猛暑が続いているようですが、北海道は急速に涼しくなってきました。
 前任のヤンツーさんが、暑さの中での試合中の不利よりも、(比較的)涼しい北海道で質の高い練習ができることの有利さについて語っていたのを思い出します。
 いまの気候はまさにそんな感じ。
 涼しい北海道を根拠地にしている札幌の有利さって本当にあるんじゃないかって気がします。
 たとえば体力の回復だって気候が涼しいと違うと思うんですよね。
 気候が冷涼であるという一点を取ってみても、前向きな評価も後ろ向きな評価も出来る。
 だったら、不利を嘆くよりも、有利さに着目した方が建設的かなって気がします。
 そしてこれからの北海道は味覚の季節。
 食も含めた北海道の総力で目標に向かって邁進していきたいな。
 
 明日は室蘭での試合。
 涼しい北海道で体が動くと思って湘南がガツガツ来たら、きっとチャンス。
 普段の暑さで基礎的なスタミナが低下していたりして、後半はぱたっと脚が止まるんじゃないか・・・
なんて予想してみたり。
 明日は湘南にきっちり引導を渡してあげましょう。

あまりにも大きな勝利

 京都戦は先制しながらも逆転され、さらに再逆転して勝利を収めるという鳥肌の立つような展開でした。
 試合環境は想像を絶する37.7度、特に前半は西日が強烈に差し込む最悪の環境。
 そんななかで先制し、追いつかれ逆転されても動揺せず、自分たちのサッカーを貫き追いつき再逆転するという精神力の強さ。90分とぎれない集中力。
 技術はともかく、戦う気持ちや心の力で京都を遙かに凌駕しているのを実感しました。
 あらためて思う。
 僕らの選手たちは最高だ。
 ここで安心し、油断してずるずる行ったらあっというまに昇格圏から転落・・・とか思っているがいるかもしれないけど、そんな心配はないと断言していいと思う。
 僕らの選手たちは強い。なにより心が強い。慢心もない。そしてプレッシャーすら自分たちの力にしている。
 既に上に行く資格は十分にある。
 だから、僕らはそんな選手たちを素直に信じて選手たちとともに上を目指して、一歩ずつ進んでいけばいい。
 後ろを振り向いて心配するのではなく、前だけを見て歩めばいいんだと思う。
 (心が強くなりきれてないのは、むしろ(一部の)サポーターの方かも?)
 さて以下文章にするのも野暮ったいので箇条書きで。

  • 西嶋2ゴール目おめでとう。シュートそのものよりもこぼれ球にいち早く反応していた集中力に感激しました。
  • 西嶋以外に詰めていた2選手。西嶋も含め京都の守備よりも3人もの選手がボールに詰めていたことに札幌の強さを感じました。
  • 曽田のPKはしょうがない。その前の選手が冷静に蹴り出せば良かったね。
  • 上に上がったら曽田は代表に呼ばれるんでないか?
  • あの暑さの中、前半走り回った征也。後半も決定的な仕事をしたね。
  • 芳賀キャプテンのキャプテンシー。彼をキャプテンに起用した三浦監督の人を見る目は凄いね。
  • 砂川、石井の二人の存在がどれほど心強いか。
  • 石井の動きにラウールを見た(^^;)
  • 猛暑の中、ともに戦った仲間たちに感謝!

引導を渡していく時期

 残り試合数と勝ち点差の話はちょっと前に書きました。
 昨日のセレッソ戦の結果、札幌から見たセレッソとの勝ち点差は19。セレッソ大阪の残り試合数は17ですから、セレッソ大阪には(事実上)引導を渡したことになります。
 次の京都戦はともかくとして、その次の湘南ベルマーレ戦。札幌と湘南との勝ち点差は19。湘南ベルマーレの残り試合数は19です。
 京都戦の結果如何あるいは室蘭での湘南戦の結果によっては、湘南にも引導を渡せることになります。
 残りチームは京都、福岡、仙台、東京ヴェルディ。
 一つずつ引導を渡していき、残った2チームが昇格です。
 今期の目標に向けて、一歩ずつ進んでいきましょう。

ひさしぶりのドーム

 今日の相手は好調C大阪ですね。
 前節の退席処分の影響でクルピ監督がベンチ入り停止処分を受けていますけれども、Jリーグの場合、その扱いはどうなるんでしょう?
 ベンチあるいは関係者との連絡も禁止されるんでしょうか。
 たとえば、ドームに入ること自体は拒めないんだと思うんですが、観客席の見やすい場所からハーフタイムなどに人を介して選手に指示を伝えることは可能なんでしょうか?
 あるいは携帯電話で通訳あたりに指示を伝えることは?
 その辺のところがよくわかりません。
 もし連絡が可能であれば、ベンチ入り停止処分でそれほど試合が有利になるとは思えませんよね。
 僕らはいつも通りしっかり戦ってしっかり勝つしかないわけで。
 好調セレッソを叩けば、いよいよ「札幌には届かない」という雰囲気を(京都以外の)他チームに蔓延させることが出来ると思います。
 大事な一戦です。がんばりましょう。

現地は大雨&雷だそうです

 長く苦しい旅をしているこちらの方から、猛烈な雨と雷との情報をもらいましたので、早速調べてみました。
 使ったサイトは、こちら
 この中にあるレーダー情報を見ます。
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 凄いですね。この時間、前橋周辺で瞬間的には、80mm近くの雨が降ったようです。
 時間ごとの経過を見ると、この雲は14時頃には長野県上空にあり、90分で群馬に移動してきたようです。
 試合開始まではあと2時間ほどありますので、その間には栃木県に抜けそうな感じです。
 いまは大雨洪水警報と雷注意報が出ていますが、たぶん試合は無事に開催できるのではないでしょうか。