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J1イヤーの始まり

 正直、いまだに昇格の実感のない僕です。
 いや、ゴール裏の若手の涙にグッと来るものはあったし、じわじわとした喜びはあるんだけど、自分の中で「J1昇格というのはもっともっと嬉しいはずだ・・・」みたいな妙な思い込みがあったので、それとのギャップを埋められないというか、ちょっと戸惑っています。
 そんな随感も、あと2ヶ月もすれば問答無用って感じでシーズンが開幕と共に強制終了するんでしょうけど。
 開幕の日まで、あとわずか67日です。
 ゴール裏の応援の事を考えてみても、去年のJ2には相手のチームに力を持ったサポーターはいませんでした。仙台がいちばんまともだったけど、J1には仙台とは比較にならないほど強力なサポーターたちがいます。
 それでも浦和以外の相手であれば、4-3のヴェルディ戦の終盤やラスト2戦の雰囲気を作れれば応援で負けることはたぶんないと思うけど。
 僕らの応援もJ1での戦いに力になれるようにさらにレベルアップしなければならなくて。
 それができなければ、札幌ドームが相手の声に制圧されるような事態も考えられるわけで。
 そのためにスタジアム全体としてチームに力を与えることが出来るように、コアから面へ(熱い)応援が広がらなければ応援のレベルアップは難しいと思うのです。
 中心部ではほとんどのヒトが限界付近まで応援しているから、これ以上の”伸びしろ”は少ないと思います。
 だから中心部以外で立っている人、一人一人がどれだけ意識改革できるか、札幌がJ1中位へ向けての戦いを有利に進めることが出来るかどうかは、そこにかかっていると思います。
 また、中心部で応援をリードする人間は、ただ声を出そうと呼びかけるだけではなく、中心部以外にいる人が声を出したくなるような「仕掛け」を考えていく必要があるでしょう。
 スタジアム全体がレベルアップするために。
 チームの勝利のために。
  
 
 
 そして、個人的な今年の目標は、J1中位での残留は当然のこととして、来年の今日、札幌でも地元でもなく、東京で戦うこと。
 忘れ物を取りに行かなきゃと思っています。

ブラジル代表だった男

 その選手を最初に見たのは確か2001年のコンフェデレーションズカップ。
 大会が始まる前のヴェルディとブラジル代表の親善試合だったと思う。
 恵まれた体躯とその大きな体に似合わない細かいボールキープの技術を持つおもしろい選手だなと思ったのが最初の印象。
 男の名はワシントン・ステカネロ・セルクエイラ。
 浦和レッズ所属のワシントンである。
 
 
 2001年コンフェデレーションズカップのブラジル代表は、いわゆるスター選手はほとんど招集されなかったけれども、後に大分やガンバで活躍したマグノ・アウベスや札幌に在籍したホベルッチもいて愉しい。しかも、GKはミランのジーダでしたし。
 その親善試合は、当時、「J1最下位で降格候補だった東京ベルディがなぜブラジル代表の試合と?」ということで、ずいぶん注目を集めた記憶があります。
 (たしかBS1で全国中継してました。)
 2005年、ワシントンが東京ヴェルディに移籍したのは、もしかしたらこの親善試合が縁だったのかもしれません。
 ヴェルディで活躍したワシントンは、翌年にレッズに移籍して、ブラジル代表時代のチームメートのマグノ・アウベスと同点で得点王を獲得します。
 ここでもコンフェデレーションズカップ時の不思議な縁を感じます。
 だから、今回の拡大トヨタカップで、ワシントンがジーダからゴールを奪えば、2001年ブラジル代表のチームメート同士の対決と言うことをブログのネタにしようと思っていたのですが(笑)、残念ですが実現しませんでした。
 ほかにも、コンフェデレーションズカップのブラジル戦のGKは都築とジーダだったので、浦和とミランをつなぐ不思議な縁という気もしますが、これは余談。
 
 今日の試合後、浦和のサポーターに対し、深い深い感謝の意を示すワシントンの姿を見て、本当にうらやましくなりました。
 彼らがどれだけ選手たちに対して力を与えてきたか、愛情を注いできたのか。
 そのことはあのワシントンの姿が雄弁に物語っていると思うし、そのことに対して、僕は深い敬意を持たざるをえません。
 
 
 今日の試合を最後にチームを去る男が、「サポーターたちに対して勝利を残したい」と願い、実際に結果を残した。
 そして男が試合後に示した深い感謝の気持ち。
 普段から深く浦和にコミットしていない自分が浦和についてコメントするなんて、いかにも『にわか』っぽくて自分の美学に反するし、普段から札幌に深くコミットしていない人が急に札幌を語り出すと片腹痛いから。
 きっと、浦和のサポーターに取ってみれば、ワシントンについて語っている僕の姿は滑稽かもしれないけど。
 でも、書き残しておきたい。
 今日のワシントンの姿は最高に美しかった。
 
 
 本当にそう思う。
 
 だから、僕らは自分たちの選手たちとああいう信頼関係と深い絆を結ぶことが出来れば最高だと思うし、そうしていかなければならないと思う。
 まだまだやることはたくさんあるよね。

監督退任二題

 このエントリーは前のエントリーの続きです。
 ちょっと感動したブログがありましたので、紹介します。
 サッカーライターの江藤高志さんのブログ、甲府の大木監督の退任挨拶を紹介しています。
 youtubeの映像もエンベットされているので是非見て欲しい。
 来期、甲府はJ2で戦うことになるけれども、こんな素晴らしい監督と一緒に過ごせた時間は、いつの日か甲府にとって伝説になると思う。
 甲府とは全然関係ないのに思わずもらい泣きしそうになったのは歳を取ったからだけではない筈だ。
 クラブもチームも永久に続いていくためには少しずつ変わっていかなければならない。
 どんなに良い監督であっても永久に監督をお願いするわけにはいかない。
 しかし、である。
 いま、甲府が失うものは、「J1」よりも「一人の男の存在」の方が大きいんじゃないかと思わせてくれる。そんな監督に共に闘えたことは幸せなんだとおもう。
 
 
 同じブログに佐藤拓也さんが書いた水戸の前田監督の記事もある。
 この記事を読むといろいろ考えさせれる。
 そのぞれの現場でそれぞれの苦悩があって、その苦悩の深さたるやあの軽薄な男とはまるでレベルが違うのだろうな、ということ。
 
 
 そして振り返ってみて、いま、僕らのチームはどうなんだろうか、ということ。
 J2の最下位にいたときにJ1に上がるといった甲府の職員がいたという。
 去年の段階でアジアと言った三上さん。
 その思いは本当に素晴らしいと思う
 しかし、その思いは会社全体で共有できているのだろうか。
 「どうせ、出向だから」というような態度でいい加減な仕事ぶりの社員はいないだろうか。
 僕自身の思いとしては、もう一度ここでもう一度宣言しておきたい。
 「J1昇格は通過点である」と。
 三上さんはアジアを見ているのだから、三上さんの夢に僕も相乗りさせてもらおうと思う。
 そして札幌に関係するすべてのチカラが、同じ夢を見ていれば良いなあと思う。
 みんなの夢が一つの方向を見たとき、その夢はきっと実現するから。

緊張感

 昇格の喜びについては書くことはないと思う。
 自分が書かなくても多くのブログに書かれているし、それぞれがそれぞれの心の中に大きな喜びを実感していると思うから。
 今思うのは来年のこと。
 確かにチームは昇格した。しかし、この昇格は僕らにとってゴールではなく、通過点、あるいはスタート地点というべきもの。
 本当の戦いが始まるのは来年だし、気分を切り替えてそのための準備を始めなければならない。
 それは単にHFCの強化部や選手たちだけの話ではなくて、僕ら自身の問題でもある。 
 つまりJ1での戦いに向けて僕らも成長していかなければならない、ということ。
 
 
 最終節、ゴール裏はいい雰囲気を作れていたと思う。
 多くの人が普段よりも少しずつ頑張っていて、その少しずつの積み重ねがスタジアムの空気を普段よりも濃いものにし、結果としてあの雰囲気をつくっていたと思う。
 「戦うのは選手であってサポーターではない」とか書いていた人のブログを1年半ぶりにのぞいてみたら、「選手とサポーターが共に闘うのだ」とか書いていて思わず苦笑してしまったけれども。
 今回のような特別な試合だけでなく、普段から選手たちの後押しを強力にやっていけるかどうかが僕らサポーター全体の新しい挑戦。
 シーズンオフがまもなく始まるこの時期、僕らも来るべき来年の戦いに向けて一人一人が決意していければと思う。

4320分の旅路の果てに・・・。

 J2の1年間の長い長い戦いは、あと1試合でおわる。
 1年に48試合。時間にして4320分。その4320分の戦いの最後の1分が終わるまで、昇格するチームも、そして、優勝するチームも決まっていない。
 考えれば考えるほどすごい戦いだと思う。
 そして4320分の最後の90分が僕らに残された時間。その最後の90分を特別な意味で戦えるのは3チームだけ。
 僕らのチームがその3チームの一つであることを本当に喜びたい。
 僕らは次の世界への扉を開くため、最後の戦いに臨める。
 サポーターという、チームを形成する要素の一つとして、その闘いに臨めることを本当にうれしく思う。幸せだと思う。
 ただ、絶対に忘れてはいけないことは「僕らは結果を掴まなければならない」ということ。
 僕らがずっと求めてきたJ1への扉を、自力で開くことが出来る位置にようやく辿り着くことが出来たのだから、必ずこの扉を開かなければならない。
 そのためにいつもと同じように戦う。
 いつもと同じように、普通じゃない俺たちの熱さで。
 
 
 大好きだったテレビドラマの最終回にこんな台詞がありました。
 
 「奇跡の扉を探し続けるんだよ。
 どうしても運命を変えたい、そう願い続けることでしか、奇跡の扉は開かないように出来ている。
 奇跡の扉を開けるための鍵は、お前の心の中にしかないんだよ。
 お前はそれに気づいていないだけだ。

 
 4万人がその扉を叩き続けたら、必ずその扉は開くはず。
 
 叩き続けよう!
 
 
 プレッシャーと緊張感と喜びの混ざった複雑な気持ちを背負いながら、あと3日待たなければならない。
 なんと幸せなことだろうと思う。

どうしても、J1に行きたいんだ!

 ボーナスラウンドでの昇格はなりませんでした。
 だからといって、何も変わりません。
 最初からの予定通り、最終節で昇格を決めるためにやるべきことをやるだけです。
 僕らには多くのチャンスがあります。
 最終節に引き分け以上の結果を残せばそれで昇格ですし、また、仮に最終節での昇格がならなかった場合には広島を撃破するだけです。
 可能性がある限り可能性を現実に変えるために全力を尽くすこと。
 それが僕らのやるべきことだと思います。
 まずは、水戸戦に全力を。
 それでもだめなら広島戦にさらに全力を。
 僕らはどうしてもJ1に行きたいのだから。
 J1に行きたい気持ちをシンプルに応援に変換するだけです。

京都対仙台

 いよいよ次の日曜は京都対仙台の一戦ですね。
 名古屋に住んでいる僕の仲間が仙台を本気応援するために西京極に向かうそうです。
 僕も行きたかったのですが、飛行機のチケットがとれなかったので断念。
 札幌から仙台を応援です。
 ただ、僕らにとってこの試合は所詮ノーリスクのボーナスのようなもの。
 気にはなりますが、僕らとしてはあくまで水戸戦に引き分け以上を取ることを目指して準備することだけは忘れないでいたいと思います。
 まだ、全48試合の戦いの最中にいることを決して忘れないように。

ただの「通過点」にするために、喜んで明日の戦いに臨もう

 いまの札幌にとっては当面の、そして最大の目標。
 この5年越しの願いをずっと切望してきた僕らにとっては、明日に対する様々な思いがあると思う。
 昇格への重圧もきっとあるだろう。
 明日得られるかもしれないものと得られないかもしれないものを比べ、気が狂いそうになるかもしれない。
 ただ共通にいえるのは、多くの人が明日への戦いに深い深い決意をしていると思う。
 * * * * * * * * * * *
 たしかに、明日の戦いは超えなければならない大きな壁だと思う。
 でも、考えて欲しい。
 掛かっているものは「たかがJ1昇格」なんだ。
 そんなものは僕らの究極の目標ではないし、J1での優勝、ACL、トヨタカップでの優勝はその後に続く道にある。
 その果てしなく遠い道のりの果てに、それらの目標は確かにあるわけで、けっして夢物語ではなく僕らの視界に入っているはずだ。
 そう考えたとき、明日の決戦はただの通過点となる。
 だから、明日の夕方に、「こんなものはただの通過点だよ」と泣き笑いしながら言えるようになっていたい。
 そのために僕は全力で戦う。いつも通り。
 * * * * * * * * * * *
 それにしても今の札幌にとっては大きな舞台。
 ここのたどり着くまでに5年掛かった。
 舞台が大きくなればなるほど、また、掛かっているものが大きくなればなるほど、心のチカラが大切だと僕は思う。
 普段通りのチカラ、あるいは普段以上のチカラを発揮するために必要な心のチカラとは、きっと舞台を楽しむ余裕から生まれるものだと思う。
 大きな舞台をいつも通り楽しむことが出来たとき、プレッシャーは逆にチカラになる。
 サポーターとして、この大きな舞台に臨めることを感謝して、明日の戦いの場にいられることを感謝して、喜んで明日の戦いに臨もう。
 一人一人の喜びを重ね合わせて、札幌ドームを特別な空間にしよう。
 それが出来たとき、歓喜は我々とともにあるはずだから。

「おめでとう」なのかな?

 彼らの目標はアジアの頂点に立つことではないと思う。
 ACLの頂点に立つことはきっと通過点だと思っていると思うし、既に彼らは12月のセパハンとの再戦やミランとの戦いに向けて切り替えていると思う。
 だとすれば、いま彼らに「おめでとう」という気持ちを持つことは、彼らと自分たちの間にある大きな差を自ら認めていることになると思う。
 彼らが出来たことだ。
 当然僕らにも出来る。いや出来なければならない。
 いつか彼らと同じ舞台に立つことを目標にし、僕らも戦うのだ。
 それが今、無念にも追いかける立場にある僕らの心意気じゃないか?と思う。

鳥栖戦について

 札幌に帰る飛行機を前に、福岡空港のラウンジでくつろいでいます。
 会社で発行したビジネスカードが提携になっているので、無料で利用できるんですよね。
 飲み物もあるし、ネット環境もあるし、なかなか快適です。
 試合の方は、高木のファインセーブの連発が続かなければ、もっと点差がついた試合だったかもしれません。
 選手たちはがんばっていましたが、鳥栖の選手たちの「首位を食ってやろう」というモチベーションの高さにほんの一歩だけ遅れをとったかもしれません。
 しかし、ゴール裏の雰囲気はとてもよかったです。
 全員が「少し飛ばしすぎでないの?」と思うくらい、応援に集中していたので、試合が終わったときに「あれ?もう終わり?」って感じがちょっとありましたね。
 コンクリートの床の上でサルトしたので、足首とひざにかなり深刻なダメージを負ってしまいました。
 あの鳥栖スタジアムの札幌応援席の雰囲気を、そのまま札幌ドームに持ち込みたいと思っています。
 僕らは必ず昇格しなければなりません。
 J2とは所詮下部リーグであり、ここでの成績なんかまったく意味がないじゃないですか。
 1位だろうと2位だろうと、J2リーグでの目標はJ1に昇格することであり、J1でどれだけ良い成績を残すのが本当の戦いです。
 必ずJ1に帰りたい。
 そのためにここまで数年間の苦労があったのですから。
 わけのわからない外国人の大量補強、度重なる監督交代。チームの大規模なリストラ。屈辱のJ2最下位。
 ヤンツーの登場とチームの底上げ。天皇杯で見た夢。
 僕らの経験を結果につなげるために。なんにせよ、次の戦いに集中することです。
 客観的に見れば、数字的な状況が大きく変わらないまま、残り試合数が1つ減ったのですから、この49節も大きく昇格に近づいたことになります。
 逆に追う方の立場のチームはますます苦しくなったはず。
 もう、ひとつも負けることの許されなくなった京都。どれほどのプレッシャーや緊張感にさいなまれているでしょうか。
 緊張感で体が本来の動きができなるなる選手すらいるのではないでしょうか。
 一方、札幌は京都と引き分けでも、水戸に勝てばOKといえる状況。
 京都の置かれている状況ときちんと理解して、焦りを誘うような展開に持ち込めば、きっと勝機はあるはずです。
 ホームで決めて、みんなで喜ぼうじゃないですか。
 そのために今週の一週間、体調を整え、全力で応援できるように。
 みんなきっちり準備しようね。