札幌でも二日遅れですが、今日、店頭に並びました。
今回は、東京ダービーからオールスターあたりまでを収録。
それにしても毎回毎回密度が濃い。
漫画だからこそ、(読み直せるので)この密度でもなんとかなりますが、4月から始まるアニメはどうなんでしょうか。
スタジアムの空気を、本当に良くわかっている人が作らないと失敗しそうな気がします。
最初は期待したのですが、だんだんと不安の方が大きくなってきました。
マンガの方は相変わらず面白いです。
読んでいない人は本屋へダッシュ。
はやぶさは帰ってきた
小惑星イトカワのサンプルを回収した(可能性が高い)日本の科学衛星はやぶさがいよいよ地球に近づいています。
(JAXA)
はやぶさの苦闘の歴史は、こちらのブログの一連のエントリーに詳しい。
大変な困難を乗り越え、イオンエンジンを装備した衛星としては最も遠くまで飛び、そして地球に帰ってきました。
小惑星イトカワへのランデブーは、人類史上史上最も小さい天体へのランデブーになります。
また、月以外の天体から地球に帰ってくる初めての人工天体ということにもなります。
もし、イトカワのサンプルの回収に成功していたら、アポロ以来の偉業と言うことになると思います。
(そしてその可能性は高いと考えられています。)
ところで、なぜ、小惑星の探査なのでしょうか。
小惑星は、惑星のように大きな星に成長する前の太陽系の初期の状態を良く保存していると考えられています。
したがって、小惑星のサンプルを持ち帰ることにより、太陽系初期の状態をより精度良く推測することができるようになります。
人類は太陽系の初期の状態について、巨大な知見を得ることになります。
その価値は計り知れません。
日本の宇宙工学もなかなかのものです。やはり、日本は科学技術によって世界に貢献していくべきなんでしょう。
そのための予算は潤沢に投入して欲しいと思うんだけどな・・・。
JALバースデー割引復活
JALさんのバースデー割引が復活するそうです。
(こちら)
自分の誕生日の前後1週間、同行者5人までが割引になるサービス。
たとえば札幌から福岡まで1万4千円だそうです。
九州での試合が多い今シーズン、とても有り難いですね。
ちなみに、僕の誕生日は7月6日。
利用可能期間は6月29日から7月13日です。
この間の週末は、7月2、3。7月10、11日の2回。
うまくアウェイの試合の遠征に使えるといいんだけど・・・。
まずはJALさんのサービスアップに感謝したいと思います。
勝負の年
謹賀新年。
突然ですが、2009年のコンサドーレは本当にJ1昇格を本気で目指していたのでしょうか。
自分は石にかじりついても昇格・・・・とまでは、クラブは考えていなかったと思っています。
スタメンよりも強力な選手をリザーブに置いておいたことがその理由の一つ。
勝ち負けだけにこだわるなら砂川をスタメンに使わない手はない。しかし、砂川はずっとリザーブに置かれました。
そこには結果を出しつつも、若手を育成して欲しいというある意味相反したクラブの期待があったと思うのです。
スタメンで起用され続けた岡本選手やあらゆるポジションで起用された大伍には、クラブは相当期待していたと思います。
しかし、その期待はすぐに結果を求めてのものではなく、今年以降への布石に見えました。
結果的に昇格はできませんでしたが、若手に機会を与えると言う方針の元、大伍はJ1クラブにレンタルされるほど評価され、上里は時にJ1の選手が驚くほどの素晴らしいプレイを見せ、古田が躍動し、岩沼が頭角を現してきました。
選手個人の成長の他にも変わっていった部分があります。
サポーターが、運営会社をともに歩んで行く存在と考え、行動を始めたこと。選手たちに気持ちを直接伝え続けたこと。
選手たちも試合後にサポーターに対し、喜びを見せてくれるように変わっていったこと。
これらは、2008年の終盤に「これじゃあ駄目だ。」と誰かが気づき、考え、声に出して訴えたことが徐々に芽を出してきた結果ではないかと思うのです。
クラブの一体感がなければ発展もまたないと思うので歓迎すべき変化です。
また、ストーブリーグでも的確な補強を行っているようにみえます。
日本サッカーの至宝でありレジェンドである中山を獲得したこともそう。
若い選手たちがかつて憧れたJリーグのトップスターがやってきたのですから、まちがっても無様な真似はできません。
気持ちの強い藤山を獲得したこともそう。
再びJ1に昇格するんだと言う強い意志を持って、クラブはここまで歩んできました。
振り返ってみても、ここまでの歩みは正しかったように思えるのです。
だからこそ、その歩みを正しかったと証明するために、結果を出さなければいけないと思うのです。
正しい歩みをしてきたのに結果がでなかったら、目も当てられません。希望が大きかった故に失敗した時の失望も大きくなるのです。
だからこそ、今年はなにより結果を望みたいと思います。
その結果に少しでも近づくために、クラブに関わる全ても者が全力を尽くす必要があるのは言うまでもありませんけど。
勝負の年です。
絶対、昇格しよう。
楽しみでしょうがない
既に他所でも話題になっていますが。
ジャイアントキリングがアニメ化されるそうです。(公式サイト)
原作にあったスタジアムの空気感をアニメでどう伝えることができるか、ちょっと不安ですが・・・。
まずは、来年4月の放映開始を楽しみに待ちたいと思います。
達海の声は誰になるのかなあ・・・・。
キズナのチカラ
西大伍が新潟へ移籍するという。
大事な札幌の宝である大伍がよそのチームへ行くというのに、なぜか少しも喪失感がない。
とても不思議な気がする。
「なんでだろう・・・」と自分の心と会話してみて、そしてわかった。
それは結局、大伍とのキズナのチカラなのだと思う。
僕らサポーターは、大伍がどれだけ札幌を愛していたかを知っている。
そして、常にサポーターを気にし、僕らの喜びや悲しみと気持ちを同じくしてくれた大伍。
だから、僕らは大伍の選択を信じれるのだと思う。
彼が来年戦う場所が札幌でないことはちょっと寂しいけど、僕らは来年、J1への昇格を決めた札幌に帰ってくる大伍を、満面の笑顔で迎える日を信じることができる。
だから、その日を待てると思う。
そして代表へ。
いつかは海外へ。
大伍には僕らの夢を託すことができるから。
大伍!羽ばたいて来い。
大丈夫。俺たちもすぐに追いつくよ。
岡田武史講演会
先日、早稲田大学にて行われた岡田武史氏の講演会の模様が、こちらのページに掲載されております。
僕個人は、岡田武史氏はあんまり好きではないのですが、書いてあることは非常に興味深かったので紹介します。
少し抜粋してみますと・・・
- Enjoyの究極はどういうことかというと、自分の責任でリスクを冒すことなんです。
- 要するに「ミスするなよ」と言われている中でいかにリスクを自分の責任で負えるか、それが本当のスポーツのEnjoyなんです。
- 例えば、会社の商品が売れないで倒産しそうな時に、「僕は経理ですから」とか言っていたらダメ、どんなにすばらしい計算をしても会社が倒産したら一緒です。残り時間10分で0対1というのは、「みんな外に出て商品を売ってこい」という時です。
- 4つ目が「concentration」。これは「集中する」ということですが、何に集中するかといったら「今できることに集中しろ」ということです。
- 6つ目が「communication」。これはお互いを知るということ。communicationというと面接するようなことを思われるかもしれませんが、僕はあんまりしないです。
- どういうことかというと、「俺はお前を見ているよ」ということを伝えるんです。要するにお互いを認め合うということです。
・・・・といった感じです。なかなか面白いことを書いているでしょ?
最後に抜粋した部分は、人間関係のあらゆる場面で使えそうな言葉です。
もちろん、ゴール裏にも当てはまるでしょう。
ところで、氏の講演会の中で、コンサドーレ札幌に触れた部分も何ヶ所か出てきます。
当時の岡田氏が感じていたことも少し見えてくるかもしれません。
札幌のサポーターなら興味深く読めるのではないでしょうか。
ぜひ、全文を読んでみてください。
信頼
クラブを信じている。
石崎監督を信じている。全てのスタッフを信じている。
矢萩社長の意志を信じているし、強化部の三上さんの野望を信じている。
赤黒の縦縞を着て、ピッチの上で戦えない僕の代わりに、ピッチの上で戦ってくれる全ての選手を信じている。
勝ちたいという、強くなりたいという気持ちを信じている。
僕は、その選手たちのために全力で応援する。
クラブの選択を信じている。
もし、疑問があるときには、直接会って聞いてみたい。そして、納得して同じ方を向いて歩んでいきたい。
それがサポーターというものだと思う。
ネット上の安全なところから、サッカーの専門家でもない者が評論家ぶって痴れ言を言っている。
何のために?
そのような者は、少なくてもサポーターでないことだけは間違いない。
僕はそう確信している。
やはり、キングは偉大だった
三浦知良選手は、僕がもっともリスペクトするサッカー選手の一人である。
この選手の偉大さについては、前にも一度書いた。
そのカズが昨日の試合中、PKを蹴り直す直前の曽田に何かを言っていたのを見た。
何を言っていたか・・・?
その瞬間は気になったものの曽田がPKを決め、そして試合後にはいろいろな気持ちが高ぶってしまい、そのことをすっかり忘れてしまっていた。
けれども、今日の本日のスポーツ紙にはその答えがちゃんと書いてあった。
なんとカズは・・・・
「大丈夫だから、おまえ、ちゃんと決めろ。」
というようなことを言ったとのこと。
カズは知っていたのだ。
”彼”がどれだけ身を削ってチームに貢献してきたかを。
”彼”があの瞬間、どれほどのプレッシャーと戦っていたかを。
そして札幌のサポーターがどれほど”彼”のゴールを望んでいるかを。
カズ自身は驚くほどの節制に努め、いまなお現役でいる。
現役で居続ける難しさを一番知っているのがカズその人なのだと思う。
だから、いまユニフォームを脱ごうとしている選手に対し、深い愛情を持って接することが出来るのだろう。
相手選手に対し、「PKを決めろ」と言える。
なんと人間的に深い人なんだろう。
こんな選手がカズの他に何人いるだろうか。やはり、カズは日本サッカー界のキングなのだ。
曽田雄志は誇りに思っていい。彼はサッカーの王様に認められたのだから。
だから、僕も曽田雄志を誇りに思う。僕は彼のサポーターであったから。
曽田雄志、ありがとう。
僕も楽しかったよ。
12月を前に
中山元気。
いつの試合だったか、厚別での試合。
確か西嶋か上里か誰かの距離の長い、それも斜め後ろからのクロスを吸い付くような絶妙のトラップで落とし、決めたゴール。相手がどこであったかすら忘れてしまったけど、あのクロスの美しさとトラップからシュートまでの美しい流れ。今目を閉じても思い出すほど。
ドームでの福岡戦、徐のクロスに飛び込んできてお手本のようなヘッドで決めたゴール。
PSMの磐田戦で川口能活に止められた惜しいシュート。
決めたゴールの数はそれほど多いとはいえないけど、記録よりも記憶に残る選手だと思う。
石井謙伍。
テレビの画面を通しても伝わってくるような灼熱の西京極で、トラップからの切り返し一人で世代別代表経験者のDFを華麗に振り切り3-2の勝ち越しを決めたゴール。
砂川のCKからニアに飛び込んで決めた厚別のヴェルディ戦。
そして、3万人以上入ったドームで決めたPK。
道産子の誇りだと思う。
柴田慎吾。
浦和戦での闘志あふれるヘッド。J1で3点も決めたディフェンダーがチームを去るのは実にもったいない。
どこかで新しい舞台を見つけてサッカーを続けてほしい。
12月は寂しい季節。出会いがあるのと同じ数だけチームを去る選手もいる。
一度は同じ夢を見た仲間たち、所属する場所が変わったとしても、彼らの人生が豊かであることを祈りたい。