継続する覚悟

 水戸の思うつぼにハマった試合。 昨日の試合はそう総括して良いと思う。
 水戸のリトリートした守備をクズすためには、もっとミドルシュートが必要だったろうし、サイドチェンジだってもっともっと速くボールを動かす事が必要だと思う。
 得点はカウンターからの上里のスーパーゴールのみ。
 あのシュートは本当に技術的に難しいナイスシュートだったと思うけど、狙った形からは得点を奪えていない。
 内容は良かったという意見も散見するが、点に結びつかないパスがいくら繋がっても、内容が良かったとは言えない。
 
 水戸の戦い方に言いたい事がある人もいるだろうが、水戸の監督のコメントを見ても分かる通り、実力で明らかに勝る相手に、アウェイで引き篭もって勝ち点3を取ったのだ。結果を出したことは称賛されこそ、非難されるべきではない。
 ホームで同じサッカーをやったら勝っても当然ブーイングだろうけど。
 今年のJ2で水戸が何を目指しているかは知らないけど、僕らのチームは水戸とは違い、上に行っても直ぐに落ちないように、実力を付けることを選択した。
 あの典型的なJ2の守備を崩して得点した時こそ、J1で戦う資格があると思う。
 ただ、相手の戦い方はともかく、圧倒して19本もシュートを打つところまでは持っていけたのだ。さらにゴールを決めるまでは、もう一歩。
 前から激しいプレスをかけ、ボールを奪い、ショートカウンターから得点に繋げるというスタイルのサッカーを創っていくためには、石崎さんをもってしても、もう少し時間がかかるのだろう。
 結果が出ずに苦しんでいるのは、僕らよりもむしろ選手たちのはず。
 もう少しで目指すところに辿りつけそうなのだから、信じて信じて信じぬく強さが僕らにも必要なんじゃないだろうか。
 今、僕らが、結果だけを求めてぶれてしまうと、2008年と同じ結果になるはず。そうなっては元も子もない。
 目先のことを考え、長い目で将来を見つめることをやめてしまうと、クラブの発展はなくなる。
 だから、今は選手たちを信じたい。そんなことを考えた試合後であった。
 
 
 
 
 ところで、古田のシュートを水戸のDFが止めたシーン。顔に当たったかと思ったら、手で止めていたのね。
 ありゃPK(&レッドカード)だわ(笑)

わずか2週間なのに

 わずか2週間しか経っていないのに、こんなにも試合が待ち遠しい。
 日曜日の事だけを思い、心が震えている。
 僕らのチームは、2週間前よりも、より力強く、さらに速く、逞しく、少しだけずるく、そして堂々と戦ってくれるに違いない。
 ああ、待ち遠しい。

コンサにアシスト

 前回のブログの補足または続き。(になるかな?)
 
  
 普通社会人になり、ある程度責任のある立場になってくると、ニュース以外のテレビを観る時間はなかなか取れないから、どうしても週末に録画した番組をまとめて観ることになる。
 今週も、金曜日夜のオンエアから2日目にしてようやく「コンサにアシスト!」にたどり着いた。
 (このブログを書いているのは日曜の午前中)
 この番組は本当にサポーター的な評価が高く、いつもなべみわさんが絶賛しているのだけど、この記事を読んで、自分が現場で感じたメインスタンドやバックスタンドの声について、番組でも触れていたことを知った。
 前回の記事で

 スタンドにも良い化学変化があった。
 前半、柏に押し込まれた時間帯に、岩沼が、直樹が、西島が体を張って守り続ける。
 その時、選手の頑張りに呼応するように大きくなるメインスタンド側、バックスタンド側からの応援の声。
 B自由席真ん中以外からの声が増えてくると、スタジアムの雰囲気が一変した。

 と書いた、あの札幌ドームの空気を番組がどう伝えたか。そんな興味で番組を見ることになった。
 
 
 
 結果は脱帽であった。
 あの場にいないと感じられない臨場感が、わずか5分の番組で伝えられていたことに驚く。
 番組制作スタッフが、現場で、スタジアムで、あの空気を感じていないと、番組であの伝え方は出来ない。
 あの番組作りの姿勢はまさにジャーナリズムだと思った。
 そして、自分の伝えたいことを伝えることができるジャーナリストという職業に少しだけ羨望した。 
 自分は仕事でいろいろな局や新聞社の大勢の記者と知り合うことができたけれども、その中には上司と喧嘩してでも自分の伝えたいことを伝えようとする熱い記者が何人もいた。
 自分も自分の世界でそういうプロの仕事ができれば・・・と思った。
 
 
 一般向けとは別に、サポーター向けにあのような素晴らしい番組があることに感謝しつつ、これからも末永く続いて欲しいと思った。
(当然のことながら、他局の「一般向けコンサ番組」の必要性はきちんと理解しているので念のため。)

歯車が噛み合い始めた感じ

 柏戦。
 選手たちの闘志を感じた試合だった。
 現段階での強さでいえば、たしかに柏が上かもしれないけど、選手たちが勝ちたい気持ちで走り続ける限り、このチームは強くなっていくハズと感じた。
 
 
 スタンドにも良い化学変化があった。
 
 前半、柏に押し込まれた時間帯に、岩沼が、直樹が、西島が体を張って守り続ける。
 
 その時、選手の頑張りに呼応するように大きくなるメインスタンド側、バックスタンド側からの応援の声。
 B自由席真ん中以外からの声が増えてくると、スタジアムの雰囲気が一変した。
 コンサドーレ札幌のためだけの空間。
 ・・・・素晴らしいと感じた。
 これがホームだった。
 
 
 選手の頑張りに応じて増える応援の声と、そしてサポーターの応援に呼応する選手の頑張り。
 この二つの歯車が噛み合い始めると、札幌のホームは凄い空間になる。
 
 そういう良い循環をつくっていけると思った。
 柏戦は、その最初のきっかけかも知れない。
 どうか、ホームB自由席の真ん中以外にいる人やメインスタンド・バックスタンドにいる人に気づいて欲しい。
 スタジアムの雰囲気をつくるのはゴール裏だけじゃないことに。
 僕らの追い求める夢は同じはずだから。

達海猛の声

 NHKBSで放送されるジャイアント・キリングの予告が公開されました。
こちら
tatsumi.jpg
 予告のなかで達海猛の声が少しだけ流れるんですが・・・・なかなかいい感じじゃないですか。
 割と自分の中のイメージと近い感じ。
 誰かな?と思ったらエヴァンゲリオンの鈴原トウジ役の人ですね。
 
 ところで、モーニングでジャイアント・キリングが始まったのは、ヤンツーさんのラストイヤー。
 天皇杯でガンバに勝利を盗まれたあの試合の直後だっただけに、達海の率いたイングランド5部のチームが「あきらかなオフサイドの見逃し」でプレミアのチームに負けたシーンはガンバ戦に重なるものがありました。
 それ以来、モーニングが発売される木曜日は自分の中でジャイアント・キリングの日なわけですが。
 
 オンエアが楽しみです。

勝って兜の緒を締めよ。

 勝ったので、逆に反省点を書きたくなるのは僕だけでしょうか。
 勝った事自体は喜んでいるんですよ。もちろん。
 でも、次の試合でも全部勝ち点3を取りに行きたいので、あの内容で満足しては足りないと思います。
 まずは誰もが思うように2点目3点目をとれなかった事。
 攻めの形は幾つか良いのがあったんです。エリアの中に札幌の選手が数人侵入しているところに、パスが出てきてわくわくするシーンも多く見れました。
 けれども90分終わってみれば結局1点だけ。やはり2点目を取って欲しい。
 キリノと征也のヘッドはどちらかは決めて欲しかったと思うし、西島から近藤につながったビックチャンスは絶対決めなきゃ。
 終盤の征也もドリブルシュートも決めて欲しかった。(栃木のGKはナイスセーブでしたが。)
 強豪チームを相手に一点だと不安だし、ああいうチャンスはやっぱりきっちり決めて欲しいですね。
 中盤は、ボール奪取の形は前節とは比べものにならないほど向上したと思う。芳賀くんが入った効果は絶大。
 しかし、ボールを前に運ぶときに長めのパスが多く、ボールが動いた先々で栃木の選手に囲まれ、難しいパスを窮屈そうにこなしているように見えました。
 相手を引きつけた状態からの長いパスはもちろん有効ですから、使うのであれば、スピードと距離と精度をもっと上げて欲しい。
 逆に短いパスをつないで集団で栃木のディフェンスを突破していくシーンも見たい。
 短いパスと長いパスの使い分けがもっとあっていいと思うんです。
 ディフェンスは良かったように見えたけど、この辺は相手チームとの相対的な部分もあるので・・・。
 昇格を目指すチームとやったときに、同じようにできるかどうかはまだ未知数なので、もっともっと貪欲にやって欲しいと思います。
 さあ、アウェイで勝ったのだから、この勝利をホームでも続けなきゃ。
 はやくも次の岡山戦が楽しみになってきました。このまま右肩上がりで、どんどん行きましょう。

福岡タワー

 ちょっと古い話になりますが、鳥栖での開幕戦のあとの夜。
 札幌まで直行で帰れる飛行機はなかったので、福岡にもう一泊しました。
 レンタカーがあったので割と自由に動けたのですが、前回の鳥栖遠征の時にも行った百地地区の福岡タワーへ向かってみました。
 前回は日中の訪問だったのですが、今回は夜。
 やはりちょっと雰囲気が違います。
ftower1.jpg
 地上120mの展望台(ちなみに入場料800円)からは、どんな夜景が見えるでしょうか・・・・と思ったら、到着した時間にちょうど展望台が終了。
 帰ろうとしたら、守衛さんが近づいてきてナイスな情報を教えてくれました。
 「レストランはまだやっていて、チャージと飲み物代で展望台の入場料と同じくらいだよ。」
 それは良いとさっそく展望台の直下のフロアにあるレストランへと向かってみました。
 これがまた、すごい夜景。
 ftower2.jpg
 福岡の都市高速とJAL系列のホテルの影にはヤフードームが見えます。
 ところで、このレストランというか福岡タワー、風が吹くと微妙に揺れます。
 風の力を逃がす構造と言うか、逆らわない構造になっていると思うのですが、立って歩いているとあまり感じませんが、椅子に座って静かにしているとやっぱり揺れを感じます。
 高いところが苦手な人はちょっと厳しいかも知れません。
 それにしても福岡。
 人口は札幌よりも大分少ないけど、都市高速がある夜景は札幌よりも都会っぽく見えますね。
 中洲の屋台もいいけど、福岡タワーの夜景もなかなかいい感じです。
 
 ちなみに余談ですが、夜景の写真を撮るときは、カメラを平らなところ置いてセルフタイマーで撮影するといい感じで撮れます。セルフタイマーを使えば、シャッターを押す力でカメラがぶれるのを防ぐことが出来ると言うわけです。

立ち止まらないこと

 「思ったような結果が出ていない。」

 そのことで生ずる迷いというのはあるんだろうと思う。

 期待に応えたいと思ってかえって力が入ってしまうこともあると思う。

 きっと今はそんな状態なのかも知れない。 

 僕らのクラブは、長い長い、Jリーグで最も長いキャンプを、ホームタウンを離れて敢行している。
 開幕戦の翌日にはまた熊本の地で練習、そしてようやく札幌に帰ってきてまだ数日しかたっていない。

 それが僕らのチーム。

 ホームタウンで練習できない北の大地。その過酷な条件をいつも恨めしく思う。

 それでも、チームはようやく札幌に帰ってきたのだ。そして、もうすぐこの地にも春がやってくる。

 冬が去ったこの大地には、彼らの疲労を癒し、慈しみ、元気を与えるすべてがあると思う。

 ここが僕らのホームタウンだから。
 
 
 さあ、ここから立てなおそう。

 いまはチームを離れている14番と22番やケガと戦っている5番に余計な心配をさせないためにも。

 

 僕らの誇りも、僕らの希望も、まだ、何も失われていないのだから。
 

 戦いはまだ始まったばかり。顔を上げて前を見据えよう。

 本当の勝負は秋の終りにやってくるはず。

 僕ららしく、札幌らしく、その日に向けて最初の一歩を踏み出そう。

明文法と不文律

 スノーボードの國母選手の服装問題について、いろいろな議論がなされている。
 ブログなどを巡回していると、衆議院議員の河野太郎氏のこちらの意見の評価が高いようだ。

 要約すれば、國母選手の行為への批判は個人の価値観に由来しているのでは、というのが河野氏の主張だ。

 一読してみると、なるほどと思わせる説得力。

 ・・・・でも、なにか違和感を感じた。

 世の中のルールと言うのは、明文化されたものだけではない。

 国の伝統や風習も社会のルールだ。

 社会を円滑にするために、明文化されていなくても守るべき規範というものが社会には存在する。

 公式のセレモニーで服装が乱れている人がいれば、周囲の人は眉をひそめるだろう。人ごみの中でタバコを吸っている人がいれば、周囲の人はやはり眉をひそめるだろう。

 でも、これらは明文化されたルールではない。

 いわゆる社会規範であったりマナーと呼ばれる不文律だ。

 國母選手はその種の社会的規範意識に欠ける行為をしたからこそ、批判されている。
 
 河野氏の、「國母選手はルールには違反していない。彼の行為をどう評価するかは個人の価値観の問題である。」という意見には、それなりの説得力もあるけれども、保守の政治家の発言としてはどうしても物足りないものを感じてしまう。

 氏のロジックが成立するのであれば、守るべき社会規範に対して、それは価値観の違いだという言い訳を許してしまう。きちんと明文化されたルール以外は守らなくていいという考えにもつながる。

 それでは不文律が存在し得なくなってしまい、なんとも暮らしにくい社会になってしまうのではないだろうか。

 そのことにより、日本という国が護ってきた素晴らしい国柄が失われるのではないかということを危惧する。

 僕は、河野氏が本当に保守であるならば、もう少し伝統や社会規範、さらには日本人の持つ美意識というものを大切にして欲しいと思う。

これも「ゴン」効果なのかな

J’sゴールによると、大分VS札幌のプレシーズンマッチがスカパーで中継されるそうです

【生放送決定!】 大分トリニータvsコンサドーレ札幌のプレシーズンマッチの生中継が決定しました!(10.02.09)
2月28日(日)に 大分の九州石油ドームで開催される、 大分トリニータvsコンサドーレ札幌のプレシーズンマッチのスカパー!による生中継が決定しました!シーズン開幕前の戦力を分析する絶好の機会です!是非スカパー!でプレシーズンマッチを見よう!

開幕一週間のPSMですし、開幕戦の相手である鳥栖からの偵察もあると思うので、手の内を全部見せるとは思いませんけど、僕らサポーターにとってはうれしい限り。
結果でも内容でも戦術でもなく、選手たちのこのシーズンに向けて戦う気持ちを見てみたいですね。

コンサドーレ札幌や北海道・札幌について日々の生活の中で感じたことを書き殴る不定期エッセイのようなもの